麻雀Mリーグ「第4節」を占う!「女流人気No.1」高宮まり「才色兼備」黒沢咲が初登場……首位・渋谷ABEMASを追撃するチームは!?

 優勝賞金5000万円を巡って争われる麻雀『大和証券Mリーグ2018』は、第3節を終えたところで大きく動いた。3位で迎えた渋谷ABEMASがこの日、2連勝を飾って断トツの首位に躍り出たのだ。

 まずは今回がMリーグ初登場となった白鳥翔だ。

 前回エースの多井隆晴が、チーム初トップを決めて掴んだ流れをそのまま継承。前半戦の東場でリードを築くと、あとは「予定調和のブラックスワン」の異名通り、要所を締める巧みなゲーム運び。特に、最後の局面で二階堂亜樹(EX風林火山)の大物手の当たり牌を掴んだ途端に降りを選択した嗅覚は、さすがの一言。徹底されたリスクマネジメントで、チームの連勝を呼び込んだ。

 次に続いたのが、最年少Mリーガーの松本吉弘だ。

 第2戦の序盤は、意地の連闘となった二階堂が序盤から大物手を連発。大量リードを築いて東場を折り返した。だが、ここから松本の怒涛の反撃が始まる。まずはチームメイト白鳥直伝の供託(キャリーオーバー)獲りで2位に浮上して親を呼び込むと、そこから持ち前の攻撃力が爆発。一気に攻め立て、二階堂を抑えてトップに躍り出た。

 この日の松本は、登場から気合がみなぎっていた。異例の抜擢となった開幕戦は気負いからか打牌スピードがやや速いように感じられたが、この日はいつもの松本の”呼吸”。小林剛(U-NEXTパイレーツ)への”差し込み”で二階堂の親を蹴らせるなど、気負いのない冷静なゲームメイクだった。

 これで渋谷ABEMASは3連勝。まだまだ序盤とはいえ、2位U-NEXTパイレーツに127.9P差をつけるトータル207.6Pと断トツの首位に浮上している。一方、3位赤坂ドリブンズと4位EX風林火山との差も120P以上開いており、まずはABEMAS・パイレーツ・ドリブンズの「3強」の様相を呈してきた。4位以下は、少しでも早くチーム初トップを掴みたい。

「第4節」10月5日(木)午後7時~
出場チーム
『赤坂ドリブンズ』3位
『KONAMI麻雀格闘倶楽部』7位
『U-NEXTパイレーツ』2位
『TEAM雷電』5位
実況:松嶋桃 解説:白鳥翔(渋谷ABEMAS)

【赤坂ドリブンズ】博報堂(3位)

出場選手:[想定]鈴木たろう(日本プロ麻雀協会)個人7/17位
リザーブ:園田賢(最高位戦日本プロ麻雀協会)、村上淳(最高位戦日本プロ麻雀協会)

 開幕戦をドラ1の園田賢で飾り、2日目にも村上淳がトップを獲って首位に浮上したドリブンズだったが、その日の第2戦で園田が渋谷ABEMASの多井と痛恨のトップ・ラス。首位を明け渡し、大きくリードを築かれてしまった。

 再び首位争いを演じたいドリブンズは、ローテーション通りに鈴木たろうの登場と予想する。鈴木もまた個人の初戦で2着と好発進。『RTDリーグ』(AbemaTV)では断トツの首位で予選を突破するなど「ゼウスの選択」が、また一歩”神の座”に近づこうとしている。翌日に行われるRTDリーグ準決勝に向け、大きな弾みをつけるか。

 一方で、トップ発進を決めた村上が先行するケースも十分に想定できる。また、前回4着に沈んでしまった園田も一刻も挽回したいところだろう。開幕からローテーションで回してきたドリブンズだが、この辺りで変化があるかもしれない。

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