麻雀Mリーグ「10月19日」渋谷ABEMAS「王者」多井隆晴VS「炎の3連投」EX風林火山・二階堂亜樹!! 麻雀プロリーグ序盤の「天王山」開戦!

大和証券Mリーグ2018
前回、10月18日の結果は以下の通り。

【第1戦】
TEAM雷電 萩原聖人 +62.0
セガサミーフェニックス 近藤誠一 +3.4
KONAMI麻雀格闘倶楽部 高宮まり -21.6
U-NEXTパイレーツ 朝倉康心 -43.8

TEAM雷電 萩原聖人
「正直、気丈に振る舞いつつも『ずっとトップ獲れないんじゃないか』という不安に毎日苛まれていました(笑)とにかくホッとしました。『いつかはトップが獲れる』という甘い考えは持ってなかったので、考えと手がマッチした時は『結果が出てくれないと困る』という感じでした。だから今日は、うーん……波乱万丈、紆余曲折ありましたが、結果が出て素直に嬉しいです。

SNSとかのファンの方の声が本当に励みになるんですよ。僕のトップ、雷電の勝利を信じて応援してくれてるファンの皆さんが『たくさんいる』ということを実感しています。今までは自分のために麻雀を打ってきたんですけど、よりチームのために、応援してくれるファンのために、このままズルズル行くわけにはいかなかったので、本当にお待たせ致しました。

(フェイスペインティングについて)年甲斐もなくですね(笑)これは気合というよりは、麻雀がスポーツ化を目指す上でメジャーリーグの選手がやっているのを見て。今後、雷電サポーターの方とか、パブリックビューイングに来てくれた各チームのファンが真似してくれたら、より盛り上がっていくんじゃないかと思って。ちょっと頑張ってやってみました。すみません!(笑)」

【第2戦】
セガサミーフェニックス 魚谷侑未 +56.0
U-NEXTパイレーツ 小林剛 +9.6
KONAMI麻雀格闘倶楽部 佐々木寿人 -14.9
TEAM雷電 萩原聖人 -50.7

セガサミーフェニックス 魚谷侑未
「ホッとしました。仲間が頑張ってくれていたので『そのバトンを繋いで行けたらいいな』と思って打てました。(女流初トップについて)自分自身はそんなに重くは考えてなくて、この先々できちんと勝っていくことが大事。近藤誠一さんが2連勝して、チームも上位に食い込めていたので『このままの勢いで行けたら』と思っていました。

(最終局面について)小林剛さんが満貫をツモっても自分がトップだったので『小林さんにアガってもらってもいいかな』と思いつつ受け気味に構えていました。下家の(佐々木)寿人さんがテンパイしないようにだけ考えて(牌を絞って)打っていました。

やっとトップを獲ることができて、少しホッとしています。チームのためにこれからも頑張っていこうと思いますので、応援よろしくお願いします!」

「AbemaTV」より

「カッコつけてる場合じゃない」

 Mリーグの起爆剤として期待され、誰よりも高い注目を浴びて戦う萩原聖人が「死に物狂いで」トップを獲りに行った。開幕前には自分の麻雀を貫くことを堂々と宣言していた萩原。しかし、結果は4戦してトップなし……赤ありルールのスピードについて行けず、21人中20位と大きく出遅れた。

 ただ、それでも強い信念で”我が道”を行くのが雀士・萩原聖人だ。だが、この日の萩原はなりふり構っているようには見えなかった。理想とプライドを噛み殺し、前に出て戦い続けた。そこには結果を求められる1人の「麻雀プロ」の姿があった。そして、萩原にそこまでさせるのがチームを背負い、スポンサーを背負うMリーグたる所以なのだろう。

「(最後に決め手となる手が)スッと入らないんですね、まだ……」

 無論、萩原が追い求める理想を捨てたわけではない。今回は結果を重視したかもしれないが、いつか自身のスタイルを貫いた上で勝てる”流れ”を貪欲に追い求めている。「だから、まだまだ苦しみます」そう覚悟した男の次戦は痛恨のラス。プロ雀士・萩原聖人の葛藤の日々はMリーグの激戦と共に続いていく。

「AbemaTV」より

「第12節」10月19日(金)午後7時~
出場チーム
1位『渋谷ABEMAS』14/80
2位『赤坂ドリブンズ』12/80
3位『セガサミーフェニックス』08/80
4位『EX風林火山』10/80
実況:松嶋桃
解説:朝倉康心(U-NEXTパイレーツ)

【渋谷ABEMAS】302.0(チーム1位)

出場選手:多井隆晴 153.7(個人1位)

リザーブ:白鳥翔、松本吉弘

 盤石に思われたチーム状況に、わずかな”綻び”が出始めている。Mリーグ開幕から勝ちに勝ちまくってきた渋谷ABEMASだが、ここにきて白鳥翔が連続ラス。チームも貯金を100ほど吐き出す結果となった。

 しかし、それでも2位赤坂ドリブンズとの差は約200P。それだけABEMASの開幕ダッシュは他を圧倒するほど強烈だ。

 チームとしても大黒柱の多井隆晴が個人トップに君臨し、依然勢いを保ったままの松本吉弘が3位。連続ラスを食らったとはいえ、白鳥もまだプラス領域だ。チームはシーズン最初の正念場を迎えたと述べて差し支えないが、このリードはそう簡単に覆るものでもないだろう。

 上位陣を叩き、再び勢いを取り戻したいABEMASは、やはりここで大黒柱の多井を投入する。勝負所でこそ前に出る藤田晋監督らしい強気の采配といえるだろう。ただ、他チームにとっては首位チームの精神的支柱に打撃を与えるチャンスでもある。多井を崩さない限り、打倒ABEMASは成し得ない。

関連記事

麻雀最新記事

人気記事ランキング 23:30更新

麻雀

総合

重賞レース特集
GJ編集部イチオシ記事
SNS