麻雀Mリーグ「10月30日」渋谷ABEMAS「大将」多井隆晴が決意の2連戦!! 個人ランキングトップ絶好調男はチーム首位陥落の危機を救えるか!
【TEAM雷電】‐77.0(チーム6位)
出場選手:黒沢咲 0.4(個人11位)
リザーブ:萩原聖人、瀬戸熊直樹
現在、6位につけているTEAM雷電。‐77.0は決して深い傷ではないが、最下位だったKONAMI麻雀格闘倶楽部のエース佐々木寿人が目覚めたことで勢いが増しているだけに、あまりウカウカしていられない状況になってきた。本日は直接対決だけに138.3ポイント差は十分に射程圏内といえる。
とはいえ下ばかり見ていても仕方がない。上を見上げれば3位までなら今節にも手の届く範囲だ。
そんな雷電からは黒沢咲が先発する。ここまでわずか3試合の登場と出場選手の中で最も少ない黒沢だが、話題となった女流対決を制し、すでに個人初トップを獲得。個人成績も+0.4と、しっかりまとめられている。
前回は黒沢が待望の初トップを獲ると、続く瀬戸熊直樹が連勝を飾るなど、チームに勢いを呼び込んだ。ここは再び「勝利の女神」となり、苦しいチームに活力を与えられるか。黒沢の勢いのある攻めの麻雀に期待が集まる。
【KONAMI麻雀格闘倶楽部】-215.4(チーム7位)
出場選手:前原雄大 -36.3(個人12位)
リザーブ:佐々木寿人、高宮まり
極めて重要な局面を迎えているのは、首位陥落の危機を迎えている渋谷ABEMASだけではない。今節中の最下位脱出が現実味を帯びてきたKONAMI麻雀格闘倶楽部にとっても、今回は非常に重要な試合になりそうだ。
述べるまでもなく麻雀格闘倶楽部の最大目標は最下位脱出ではなく、Mリーグの初代王者。
そのためにも目覚めたエース佐々木寿人に続く、第2、第3の矢……つまりは第1戦を託された前原雄大、高宮まりらチームメイトの奮戦が必要不可欠になる。特に前原は”勢い”を重視するタイプ。自身に流れがあると感じた際は、麻雀のセオリーを覆すような強引なアガりを狙ってくる豪傑だ。
エースが本来の姿を取り戻し、チームが完全に勢いに乗っている状況は大ベテランの前原も重々承知しているはず。ここはさらなる勢いを呼び込むため「倒れる時は前のめりに」と言わんばかりの”デッドオアアライブ”を仕掛けてくるに違いない。