ジャパンC(G1)でJRAファンに「力」見せつける!? 「最速最強」雀士・多井隆晴が決意の「5頭勝負」を敢行
多井:天皇賞時点では絶対ダメだと思ってたんですが、ちゃんと3着に来ましたからね。評価が変わりました。長い距離は苦にしないでしょうし、近走成績も安定してます。キセキの父親のルーラーシップはジャパンカップ3着(12年)実績がありますし、その母エアグルーヴもジャパンカップで2年連続2着(97年、98年)。アーモンドアイがぶっちぎりの人気ですし、そこまでオッズも下がらないでしょう。これは狙いたいですね。
――実績と勢い、このコンビは確かに外しづらいです。
多井:あとはサトノダイヤモンドですね。ニュースとかでは「万全じゃない」なんて情報も出てますけど「じゃあいつ万全なんだよ」と(笑)。京都大賞典勝利→ジャパンカップの流れもいいし、3枠3番もゲットしました。この馬も是非加えたい。
――なるほど。さて、相手になるであろう3頭が出揃ったわけですが……。
《本命地獄、再び》
多井:今、僕はアーモンドアイの不安要素を探しています。
――おお、スワーヴリチャードではなく。
多井:宣言します!この2頭のうちのどちらかを切ります!そして、せっかくの国際レースですから「外国馬1頭」を入れます!
――宣言いただきました! では、まずは外国馬から決めていただければと(逃げ場をなくす作戦)。
多井:うーん、やっぱりムーアかなあ(笑)。カプリは気になりますね。サンダリングブルーもすごく安定感のある成績ですけど、カプリは凱旋門賞5着、英チャンピオンS4着と海外のビッグレースでかなりいい走りをしてますからね。
――世界最強クラスのオブライエン厩舎ですし、昨年同厩舎が送り出したアイダホは5着でしたから。
多井:うん、間違いない、ここはカプリで。
――ありがとうございます。では申し訳ないんですが、そろそろ「本命」を……。
多井:どっちも切りたくないですよ(笑)。
――お気持ちお察しします。