GJ > 競馬ニュース > 札幌&小倉2歳S
NEW

【重賞展望・札幌&小倉2歳S(G3)】初重賞制覇を睨む素質馬が続々……札幌と小倉で夏競馬を締めくくるダブル2歳重賞が開催!

【この記事のキーワード】, ,
adomaiyaeikan.jpg2015札幌2歳S(JRA公式サイトより)

 今週で最終週を迎える夏競馬では、札幌と小倉で2つの2歳重賞が行なわれる。

 毎年、クラシックを見据えた好素質馬が集う札幌2歳S(G3)には、今年も面白いメンバーが集結。「注目」という点では、やはりJRA参戦2戦目となる”地方の怪物”トラスト(牡、川崎・河津厩舎)の巻き返しなるかに尽きる。

 JRA初戦となった前走は地方での勝ちっぷりが評価され1番人気に推されたものの、スタートで立ち遅れ、道中でも折り合いを欠いて2着。結果も然ることながら、レース内容も今後に大きな不安を残すものとなった。

 しかし、そのまま札幌競馬場に滞在する内に体調はぐんぐん上昇。環境の慣れも出てきたのか、最終追い切りでもこの馬本来の素軽さを取り戻しているように見えた。「前走とは、比較にならないくらい良くなった。走りに集中できている」と河津調教師も今度こその思いは強い。マイネル軍団の岡田繁幸総帥が惚れ込む、真の力を見せることができるだろうか。

 そのトラストをクローバー賞(OP)で破ったブラックオニキス(牝、美浦・加藤厩舎)も、当然注目しなければならない一頭だろう。

 前走のクローバー賞では、最後の直線で早めに抜け出しトラストを完封。2勝目を上げて堂々と初重賞に挑戦してきた。馬も然ることながら、厩舎も主戦の城戸義政騎手も地味なため今回も人気しないだろうが、父はキタサンブラックを輩出して勢いになるブラックタイド。ここを勝つようなら、一気にクラシック有力馬の仲間入りだ。

 新馬戦のインパクトでいえば、タガノアシュラ(牡、栗東・五十嵐厩舎)のデビュー戦は圧巻の内容だった。

 今回と同じ1800mで行なわれた函館の新馬戦では果敢に逃げて、そのまま2着に4馬身差の圧勝。勝ちタイムの1:49.9は、函館1800mの2歳レコードだけに価値も高い。追い切りに跨った武豊騎手も「脚がすごく伸びるし、馬体もいい。チャンスある」と絶賛。名牝ゴールデンサッシュの一族から、また一頭名馬の誕生なるか。

 そのタガノアシュラと同族の関係にあるコリエドール(牡、美浦・堀厩舎)も侮れない一頭だ。

【重賞展望・札幌&小倉2歳S(G3)】初重賞制覇を睨む素質馬が続々……札幌と小倉で夏競馬を締めくくるダブル2歳重賞が開催!のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【天皇賞・春(G1)】ドゥレッツァも、タスティエーラも不安材料たっぷり? キャプテン渡辺「渾身の本命馬」は【徒然なる神のくず競馬トーク】
  2. 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも「鞍上未定」の怪…レース当週C.ルメール復帰予定、何かしらのサプライズも?
  3. 【天皇賞・春(G1)予想】「盾男」武豊騎手&サリエラから三連複1点勝負!
  4. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  5. 【天皇賞・春(G1)】リピーターはディープボンドではなく「長丁場で大崩れがない」アノ1頭? 単穴は「豊富なスタミナが武器」の堅実派…まさに伏兵といえるベテランも? 超強力“現場ネタ”から紐荒れで狙える伏兵が浮上!?
  6. 【天皇賞・春】武豊に次ぐ「長丁場の鬼」が超人気薄で虎視眈々…!?「バテない馬だし京都向き」惨敗で評価急落も条件大好転
  7. 目を掛けた愛弟子の「造反」に師匠がブチ切れ!? 今村聖奈、角田大河の謹慎中に存在感発揮も…安田記念前に師弟関係で遺恨勃発か
  8. 【天皇賞・春】堅そうだから本命は上位人気で勝負!C.ルメール不在なら「初G1勝利コンビ」に期待したくなるよね【UMAJOモモのオイシイ競馬】
  9. 【天皇賞・春】武豊、横山典弘を敵に回して豪脚一閃!マヤノトップガン&田原成貴の試行錯誤が三強対決に断【競馬クロニクル 第53回】
  10. 【NHKマイルC(G1)展望】ジャンタルマンタルVSアスコリピチェーノ「2歳マイルG1馬対決」実現! 重賞ウイナー総勢9頭「超豪華メンバー」が集結