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【かしわ記念(G1)展望】砂の新マイル王ペプチドナイルがG1連勝を懸けて登場!対抗筆頭格はダートで「7-4-1-1」超堅実なアノ馬

ペプチドナイル 撮影:Ruriko.I
ペプチドナイル 撮影:Ruriko.I

春のダートマイル王を決めるかしわ記念(G1)開幕!

 5月1日、船橋競馬場では春のダートマイル王を決めるかしわ記念(G1)が行われる。昨年の覇者メイショウハリオは帝王賞(G1)を予定しており不在となったが、好メンバーがそろった。

 主役は前走のフェブラリーS(G1)で重賞初勝利を挙げたペプチドナイル(牡6歳、栗東・武英智厩舎)だ。

フェブラリーSを制したペプチドナイル 撮影:Ruriko.I
フェブラリーSを制したペプチドナイル 撮影:Ruriko.I

 オープン入りしたのが4歳の秋、オープン初勝利が5歳夏という遅咲きのキングカメハメハ産駒は、これまで逃げる競馬で結果を残し、逆に自分の形に持ち込めない時は脆さも露呈していた。

 ところが3走前のベテルギウスS(L)を控える競馬で制して新境地を開拓。続く東海S(G2)こそ重馬場に苦しんで6着に敗れたが、11番人気のフェブラリーSで大仕事を成し遂げた。

 ほぼノーマークの存在だったため、前走の勝利をフロック視する向きもあるが、レースの内容はまさに横綱相撲と呼べるもの。ドンフランキーが超ハイペースを作り出し、逃げ先行馬が軒並み馬群に沈む展開を、ペプチドナイルは4角4番手、早め先頭から堂々と押し切った。2~7着までを4角8番手以下の差し馬が占めたのがその証拠だろう。

 今回は地方初参戦となるが、砂の新マイル王として落とせない一戦。本格化した今なら、どんな展開にも対応できるだろう。引き続き手が合う藤岡佑介騎手を背にG1連勝を狙う。


 1月の東海Sでペプチドナイルを下したウィリアムバローズ(牡6歳、栗東・上村洋行厩舎)がライバル候補の筆頭か。

 デビューから芝で4連敗を喫したウィリアムバローズだが、ダートに転向後は「7-4-1-1」の好成績を残している。重賞では惜しい競馬が続いていたが、前走の東海Sでようやく初タイトルを獲得した。

 坂井瑠星騎手と3度目となるコンビを組んだ前走はオメガギネスに次ぐ2番人気。五分のスタートを切ると、促して2番手に取り付く積極策を見せ、3角で先頭に立つと、そのまま押し切った。

 展開と馬場が味方した部分はあったが、最後の直線では猛追するオメガギネスを突き放す勝負根性も披露。マイル戦は芝ダート通じて初めてとなるが1700mでは勝利。リズム良く運べれば全く問題にしないだろう。

 また、前走後は中3週のフェブラリーSに向かわず、間隔を空けてじっくりと調整できたことも生きてくるはずだ。重賞初制覇の勢いに乗って、再びペプチドナイルを退けることができるか。

JBCクラシック(G1)の覇者キングズソード 撮影:Ruriko.I
JBCクラシック(G1)の覇者キングズソード 撮影:Ruriko.I

 キングズソード(牡5歳、栗東・寺島良厩舎)は、大井で開催された昨年のJBCクラシック(G1)を優勝。ダート界の主役候補に躍り出たが、続く東京大賞典(G1)が2番人気5着、さらに前走のフェブラリーSが4番人気5着と大崩れこそしないものの、期待に応えることができていない。

 近2走は岩田望来騎手が手綱を取っていたが、今回はJBCクラシック以来2度目となるJ.モレイラ騎手との再コンビ。“マジックマン”の異名を取る世界の名手が再び地方の砂上で華麗な手綱さばきを見せつけるか。


 昨年の当レースで1番人気に支持されたシャマル(牡6歳、栗東・松下武士厩舎)が、早くも今年4戦目を迎える。

 川田将雅騎手を背に臨んだ昨年は好位4番手を追走して直線を向いたが、伸びを欠いて4着まで。すると、それまで絶対的な安定感を誇っていた馬が一転大きくリズムを崩してしまう。

 次走のさきたま杯(G2)で競走中止、さらにプロキオンS(G3)で競走除外になるなど踏んだり蹴ったり。その後は半年の休養を挟み、根岸S(G3)で復帰したが7着、そしてかきつばた記念(G3)4着と馬券圏外が続いた。しかし、前走の黒船賞(G3)でようやく本来の走りを取り戻し、逃げ切りV。1年前の雪辱を果たすべく、同じローテーションで忘れ物を取りに来た格好だ。


 川田騎手が今年コンビを組むのはクラウンプライド(牡5歳、栗東・新谷功一厩舎)だ。

 これまで中央、地方、海外と場所を問わず走り、海外重賞を2勝。船橋では3歳秋の日本テレビ盃(G2)2着がある。3歳2月のヒヤシンスS(L)6着以来のマイル戦となるが、これまで距離短縮時は「1-2-0-1」で75%の高い連対率を誇る。近2走は1800mで凡走しているが、マイル戦で一変があってもおかしくないだろう。


 地方勢からはミックファイアとギガキングの2頭の名前を挙げておこう。

 ミックファイア(牡4歳、大井・渡辺和雄厩舎)は、言わずと知れた昨年の南関東三冠馬。史上2頭目となる無敗で偉業を達成し、中央勢も含めたダート界の現役最強候補とまで呼ばれたが、近2走は東京大賞典8着、フェブラリーS7着と低空飛行中だ。今回も相手は強いが、三冠馬の名に懸けて意地を見せたい。


 ギガキング(牡6歳、船橋・稲益貴弘厩舎)は、通算成績33戦14勝を誇る地元船橋のキング。前走の京成盃グランドマイラーズを3馬身差で圧勝したが、前走以上の状態で出走できれば台風の目となる可能性は大いにある。


 今年は中央から6頭、地方から7頭の総勢13頭が出走を予定している。ゴールデンウィークの真っただ中に行われる注目の一戦を先頭でゴールするのはペプチドナイルか、ウィリアムバローズか、それともミックファイアか……。船橋の夜空にファンファーレが鳴り響くのは、5月1日20時5分だ。

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