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マカヒキが凱旋門賞惨敗で「再評価」を受ける2頭。力を発揮して見どころの多いレースを見せた「先達」

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 2日の凱旋門賞において14着惨敗となってしまったマカヒキ(牡3 栗東・友道厩舎)。初の海外馬券発売も相まって大きな注目と期待を集めたが、残念な結果となってしまった。

 馬場や位置取りなど様々な要因がささやかれているが、あまりにも成す術のない負け方に落胆した人も多かっただろう。応援の意味も込めて日本でのオッズは1番人気だったことからもその事実がわかる。

 一方、今回のマカヒキの敗北により、改めて「評価」を上げた馬もいる。主に2頭が、ネット上やファンの間で名前が上がっているようだ。

 1頭は、2012、2013と2年連続で凱旋門賞2着となった6冠馬オルフェーヴル。特に12年の挑戦では、大外から「凱旋門賞史上に残る」とも一部で語られる異次元の末脚を繰り出し、日本中が一瞬「勝った」と思えるような走りを見せた。最終的にはヨレて失速したところをソレミアに交わされてしまったが、凱旋門賞の舞台で強烈な追い込みを見せた例は少なく、その衝撃度は常識を超えていた。

 2回目の挑戦では地元フランスの怪物牝馬トレヴに突き放されたものの、アンテロやルーラーオブザワールドなど欧州の強豪を押しのけて2年連続の2着。5歳の斤量などを考えれば、世界最高クラスの名馬であることを誰もが否定できない存在と言えた。

 マカヒキも、オルフェーヴルが一度目の挑戦で見せた「鬼脚」が期待されるような位置取りだったが、不発に終わった。ペースなど様々な条件面での違いはあるだろうが、改めて世界の舞台でインパクトを残したオルフェーヴルの株が上がっているということだ。

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