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マカヒキが凱旋門賞惨敗で「再評価」を受ける2頭。力を発揮して見どころの多いレースを見せた「先達」

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 さらにもう1頭、13年にオルフェーヴルとともに凱旋門賞に挑戦したキズナである。キズナはオルフェーヴルから離された4着に終わったが、挑戦した馬齢が今回のマカヒキと同じく3歳だったことから、再評価の声がより多い。

 ディープインパクト産駒、二エル賞を僅差で勝利している点でも2頭は比較しやすいが、キズナの場合はその”質”が異なった。マカヒキの場合は条件馬中心のライバルだった中、キズナが下したのはその年の英ダービー馬ルーラーオブザワールドや、後に多数のG1で上位に食い込むフリントシャーなど強豪揃い。同じ重賞でもその価値は歴然である。

 さらに本番でも、キズナは後方からトレヴを追いかける形でレースを進め、直線に入ると外からスパートをかける。トレヴやオルフェーヴルには離されたが、他のライバルたちをしっかりと突き放しての4着。直線手前では武豊騎手がオルフェーヴルが外に出ようとするところで「蓋」をするなど、勝負師としての技にも見どころの多い走りであった。

 惨敗のマカヒキによって、同じく敗れてはいるものの力を発揮した2頭の価値が上がるのは当然か。スター性の強い2頭だったことも含め、こうした比較がされてしまうのはある程度仕方がないのかもしれない。

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