真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.10.05 13:41

マカヒキが凱旋門賞惨敗で「再評価」を受ける2頭。力を発揮して見どころの多いレースを見せた「先達」
編集部
さらにもう1頭、13年にオルフェーヴルとともに凱旋門賞に挑戦したキズナである。キズナはオルフェーヴルから離された4着に終わったが、挑戦した馬齢が今回のマカヒキと同じく3歳だったことから、再評価の声がより多い。
ディープインパクト産駒、二エル賞を僅差で勝利している点でも2頭は比較しやすいが、キズナの場合はその”質”が異なった。マカヒキの場合は条件馬中心のライバルだった中、キズナが下したのはその年の英ダービー馬ルーラーオブザワールドや、後に多数のG1で上位に食い込むフリントシャーなど強豪揃い。同じ重賞でもその価値は歴然である。
さらに本番でも、キズナは後方からトレヴを追いかける形でレースを進め、直線に入ると外からスパートをかける。トレヴやオルフェーヴルには離されたが、他のライバルたちをしっかりと突き放しての4着。直線手前では武豊騎手がオルフェーヴルが外に出ようとするところで「蓋」をするなど、勝負師としての技にも見どころの多い走りであった。
惨敗のマカヒキによって、同じく敗れてはいるものの力を発揮した2頭の価値が上がるのは当然か。スター性の強い2頭だったことも含め、こうした比較がされてしまうのはある程度仕方がないのかもしれない。
PICK UP
Ranking
23:30更新川田将雅「ルール違反疑惑」の現場関係者にブチ切れ!? マスコミ関係者に注意喚起の即通達…怒りを隠せなかった「目に余る行為」とは
JRA武豊「キタサンブラックで行きたかった」凱旋門賞(G1)制覇への思い。ディープインパクトより「強い馬じゃないと勝てないということはない」悲願達成のキーポイントとは
JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA阪急杯(G3)川田将雅ブチギレ怒声「ユーイチ!!」から1年……ダノンファンタジーVSレシステンシアは「鞍上」因縁対決?
- JRA元騎手・藤田伸二氏の「引退理由」を日本経済新聞が痛烈批判!?「木を見て森を見ない典型」と述べた騎手リーディングの本質とは
- JRA高松宮記念(G1)浜中俊「もういいでしょ」若さ故の過ちから4年! 苦い経験を活かす絶好のチャンス、「被害者」武豊から託されたレシステンシアと重なるアノ馬
関連記事
マカヒキ惨敗で金子オーナーも「分からない」と呆然。日本競馬が「欧州制圧」を成し遂げるためには「凱旋門賞偏重」を捨てるべきなのか
【緊急企画】「千載一遇のチャンス」マカヒキが14着大敗……凱旋門賞で「何」があったのか。今年の日本ダービー馬は「本当に弱いのか」徹底検証
凱旋門賞の記憶~2012・2013オルフェーヴル~ 果敢なる2度の挑戦。勝利を確信した1年目、欧州の力に屈した2年目
「黄金」コンビが3年ぶりに復活! 池添謙一騎手がオルフェーヴルに跨る写真にファン興奮「今から再デビューして」
現役時代は1勝1敗。良血馬オルフェーヴル×ホエールキャプチャを落札したマイネル岡田総帥の狙いは「三冠馬ミスターシービーの再来」?