真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.05.06 08:14

なぜ武豊は「天才」と呼ばれるのか。かしわ記念(G1)のコパノリッキー復活劇で示した「プランB」の精度の高さに驚愕
編集部
だが、あろうことかコパノリッキーはスタートで煽ってしまい出遅れた。先行争いに加われず、最内枠ゆえに次々と他馬に前を塞がれる万事休すの展開。コパノリッキーの馬券を勝っていた人は、この瞬間誰もがため息を漏らしたはずだ。
ただ、ここから武豊騎手がなぜ「天才」といわれるのか。その理由を存分に見せつけることとなる。
スタートで後手を踏んだ武豊騎手が選択したのは、無理をしない中団からの競馬だった。そのポジショニングは絶妙。先行勢と後方勢のちょうど中間となるポケットに位置取ったことにより、外から被せられるリスクが激減。逆にいつでも動き出せる態勢を築いていた。
いよいよ勝負所を迎えると、外からまくりを掛ける。その脚色は手応え十分で、何よりもこの競馬ならば外から被せられる心配がまずない。天才騎手の完璧なエスコートで最後の直線に向いたコパノリッキーは、これまでの逃げ馬のイメージを大きく覆す圧巻の末脚で先頭集団を捉えると、そのまま後続を突き放して連覇を達成した。
「スタートが悪ければ差す競馬になるかな、とは考えていました。3年前も差して勝っていましたからね。道中が悪くない流れだったし、いい形で直線を向けた。直線でもしっかり伸びてくれて、掴みどころのない馬ですが、久しぶりに走ってくれました」
勝利騎手インタビューでそうコメントした武豊騎手がなぜ「天才」といわれるのか。それは単純にコパノリッキーのイメージを覆す”神騎乗”を披露したからだけでない。
何よりも恐ろしいのは、それが「プランB」であることだ。
PICK UP
Ranking
5:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 小嶋陽菜が石原さとみに続き「IT社長と熱愛報道」に愕然……「競馬」キッカケで25歳若手社長を射止めた「馴れ初め」
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- “第2の金子オーナー”は武豊の元パートナー!? 「エピファネイア×ステイゴールド」の期待馬が今週末デビューへ
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
- 川田将雅「鬼イジリ」で大物調教師がまさかの退席!?「有馬記念枠順確定」に横山典弘もC.ルメールも満面の笑み