GJ > 競馬ニュース > 武豊は「プランB」の精度  > 3ページ目
NEW

なぜ武豊は「天才」と呼ばれるのか。かしわ記念(G1)のコパノリッキー復活劇で示した「プランB」の精度の高さに驚愕

【この記事のキーワード】, ,

 先述した通り、コパノリッキーといえば類稀なる先行力が最大の武器であり、外から被せられるとやめてしまうのは誰もが知るところだ。そこに最内枠からのスタートとくれば、まず逃げが想定されるだろう。武豊騎手が「スタートが悪ければ差す競馬になるかな」とコメントしている通り、「プランA」が積極策だった可能性は極めて高い。

 しかし、コパノリッキーは出遅れてしまい、その瞬間、最も綿密に練られていたであろう「プランA」が消し飛んだ。ちなみに本馬がスタートで大きく後手を踏んだのは2014年のチャンピオンズC以来、実に約2年半ぶりのことだ。

 無論、一流の騎手であれば、誰もがそんな時の「プランB」を用意してレースに挑んでいることは述べるまでもない。だが、武豊騎手の場合、その”第2候補”の精度が並みの騎手よりも圧倒的に高い。それは今回の競馬だけを見ても明らかだった。

 先月26日に放送された『戦え!スポーツ内閣』(MBS系)にゲスト出演した武豊騎手は、キズナで制した2013年の日本ダービーを独自のVTR解説で振り返った際、スタート直後にわざわざVTRを止めてこう言った。

「レースに乗る前のことが大きいんですよ――」と。

なぜ武豊は「天才」と呼ばれるのか。かしわ記念(G1)のコパノリッキー復活劇で示した「プランB」の精度の高さに驚愕のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  2. JRA「強制卒業」させられたリーディング下位騎手のフリー化が続々、内輪揉めや騎乗馬の確保を心配する声も…「誰も得をしなかった」介入とは
  3. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  6. JRA北村友一騎手「しがらき巡礼」で小倉リーディング!? “モレイラ旋風”吹き荒れる中、秋競馬は「中堅騎手」が高配当の使者になる?
  7. 【朝日杯FS】「勝ち馬は強かった」ジャンタルマンタル降板の元主戦は16着大敗もかつての相棒を称賛。もう1頭の「大物」と暮れの中山で鬱憤晴らしへ
  8. JRA荻野極と横山武史が「誤爆」で一触即発!?「ふざけんな!ナメてんのか!」1番人気大敗の腹いせにタオル投げるも……
  9. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  10. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?