真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.05.06 08:14
なぜ武豊は「天才」と呼ばれるのか。かしわ記念(G1)のコパノリッキー復活劇で示した「プランB」の精度の高さに驚愕
編集部
これぞ、まさに天才騎手が魅せた神騎乗だった。
5日に船橋競馬場で行われた第29回かしわ記念(G1)は、武豊騎乗の2番人気コパノリッキーが優勝。これまでのイメージを覆す豪快な差し切り勝ちで、当レース3勝目を飾った。
ダート界の頂上決戦といわれた昨秋のJBCクラシックでライバル・アウォーディーに完敗して以来、精彩を欠いていたコパノリッキー。ここ4走は掲示板(5着)が精一杯といった内容で、今年7歳という年齢からも引退説まで囁かれていた。
そんな中で迎えた今回のかしわ記念。前走のフェブラリーSで14着に大敗していたコパノリッキーだったが、昨年はこのレースで復活勝利を飾ってから怒涛のG1・3連勝。だからこそファンも再復活を願って、ディフェンディングチャンピオンを単勝2番人気に推し上げたのだ。
ただ、そんな人々の脳裏にあったのは、道中2番手から圧勝した昨年の姿だったはずだ。
これこそが、ここまでG1・8勝を築いてきたコパノリッキーの走りであり、類稀なる先行力こそが最大の武器であることは誰もが認めていた。
しかし、ここ最近は先行するものの、勝負所で伸びを欠いて惨敗という競馬が続いていた。最大の原因は、外から他馬に被せられると馬がヤル気をなくしてしまうという精神的なもの。
だからこそ、この日の1枠1番という枠順には一抹の不安があった。経済コースを通れる分、最も外から被されやすい危険なポジションである。こうなれば、いっそのこと逃げてしまうしかないというのが大方の見解だった。
PICK UP
Ranking
23:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!