
ディープインパクト産「2億8000万」が輝く!? 青葉賞(G2)スーパーフェザーの「期待」と「不安」の間
今週土曜に開催される”ダービーの登竜門”青葉賞(G2)。ダービーと同じ芝2400mの距離、2着まで入れば優先出走権が得られるとあって、19頭の登録があった。この中でも注目される1頭、スーパーフェザーを紹介したい。
この馬は2016年セレクトセールにおいて、2億8080万円で落札されて話題を呼んだ。2017年10月28日京都でデビューし、馬場が悪かったものの後方から上がり最速で抜き去り新馬勝ち。2戦目は年明けて京都・若駒ステークスだったが、3カ月ぶりの実戦が影響したか、出遅れて後方追走し、外々を回らされて6着。続く小倉・あすなろ賞も出遅れて後方からとなり、最速上がりも2着と勝ち切れなかった。しかし、勝った相手が重馬場を苦にせず楽に逃げ切る強いレースで、追い込むフェザーの競馬は特に劣るものではなかった。(勝ち馬は後に皐月賞馬となるエポカドーロ)
そして4戦目、スーパーフェザーの強さが完成する。阪神の芝2400m、アザレア賞。出遅れることなく中団の前目につけるレース運び。3コーナーから進出し始め3番手、4コーナーから直線に向けて外目を上がって行き、最後は上がり最速で抜き去り1着。陣営が常々「馬がレースを覚えていってる」とコメントを出していたが、学習能力の高いスーパーフェザーのポテンシャルを感じる一戦だった。
「クラシックディスタンスであるアザレア賞を勝ったのは、陣営も相当自信となったはずです。馬場に関係なく確実に追い込む脚があり、これは当然東京で大きな武器になりますよ。また操作性も追い出す時の反応もいい。今年の皐月賞は馬場悪化で荒れたレースでしたが、それだけにダービーは主役不在とも言えます。ならばこの馬も有力候補ですよ。今年こそ青葉賞からダービーを制覇する馬が誕生してもおかしくありません。……まあ、その前に青葉賞を勝たなければなりませんが。やってくれるんじゃないでしょうか。」(現場記者)
PICK UP
Ranking
11:30更新「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 「関東の問題児」がバチバチの叩き合いで痛恨の騎乗停止…被害馬の騎手からもクレーム? 降着の裁決に「迷惑をかけてしまい申し訳ない気持ち」
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- セイウンハーデスにも襲い掛かった「不治の病」…“奇跡の復活”カネヒキリ以来の伝説に挑む
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA「一寸先は闇」のような勢力図の激変…注目集めた若手同期の明と暗、あの「お騒がせ騎手」が佐々木大輔に続くブレイク?
- 横山典弘「27年ぶり」ドバイ決戦へ。「自分の命と引き換えに僕を守ってくれた」盟友ホクトベガの死で止まった時間…今度こそ無事完走を
- 武幸四郎騎手に横山典弘騎手が「絶叫」!? 武豊騎手が明かしたアノ復活劇でのエピソードに見る、弟のキャラクター