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【NHKマイルC(G1)展望】「大器」タワーオブロンドンが3歳マイル王決定戦に堂々の出陣!「G2降格」が囁かれる中、久々「超大物」出現の期待!

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 着差こそ半馬身差だが、それを感じさせない強い内容。母系には世界的な名血シンコウエルメスが名を連ね、2016年の皐月賞馬ディーマジェスティの近親という血統背景からもスケールは充分だ。次走は英国のセントジェームズパレスS(G1)が予定されているだけに、ここは負けられない。NHKマイルCから久々に大物が誕生するか、注目が集まる。

 対するギベオン(牡3歳、栗東・藤原英昭厩舎)も、まだまだ底が見えない大きな可能性を持った逸材だ。

 2勝目を上げたフリージア賞(500万下)で、上がり最速となる33.7秒の末脚で差し切ったマイネルファンロンは、後にスプリングS(G2)3着から皐月賞に駒を進めた強豪。それがフロックでないことを証明したのが前走の毎日杯(G3)だった。

 重賞初挑戦となった前走では、一転して好位からの競馬。勝ったブラストワンピースには差をつけられたものの、しぶとく粘って2着を確保した。そのレース内容も然ることながら、3着に退けたインディチャンプはアーリントンCでも4着と、タワーオブロンドンと差のない競馬。毎日杯とNHKマイルCの相性は良く、実力的にもここで上位を賑わせられるものはあるはずだ。M.デムーロ騎手が騎乗予定なのも心強い。

 王道トライアルにあたるニュージーランドT(G2)を制したカツジ(牡3歳、栗東・池添兼雄厩舎)にも、当然大きなチャンスがある。

 デビュー2戦目で迎えた昨秋のデイリー杯2歳S(G2)では、後のホープフルS(G1)2着馬ジャンダルムに次ぐ2着と、早くから非凡なマイル適性を見せていたカツジ。それを証明したのが、前走のニュージーランドTだった。

 15頭立ての13番手という後方からレースを進めたカツジだったが、最後の直線で外に持ち出されると持ち前の末脚が爆発。力強い足取りで一歩ずつ差を詰めると、最後は粘り込むケイアイノーテックを捉えて重賞初制覇を飾った。

 これでケイアイノーテックとはデイリー杯2歳Sと合わせて2戦2勝。朝日杯FS・4着馬を完封しているだけに、ここで3歳マイル王になれる資質はある。主戦の松山弘平騎手の手綱さばきにも注目したい。

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