真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2018.05.30 12:23

JRA蛯名正義「悔しさ」消えずの現場……悲願日本ダービー制覇、福永祐一の影で
編集部

27日の日本ダービー(G1)で、悲願のダービー制覇を成し遂げた福永祐一騎手。
レースで騎乗したワグネリアンが入ったのは8枠17番。この外枠は通算[1.0.1.23]で勝率4%しかなく、管理する友道調教師も枠順発表後「最悪だね」とつぶやいたほど厳しい戦いが強いられることになった。
だが福永騎手は親しい関係者に「これで勝つためには出して行くしかなくなった」と語ったという。良い意味で開き直ったのだろう。その言葉通り、これまでの後ろからの競馬からは一変。本番では外目を走って4、5番手から追走。最後の直線で懸命に追われたワグネリアンは、残り100mで先頭を走るエポカドーロを捉えて見事に差し切って見せた。
積極的な仕掛けで最悪枠からの勝利を飾った福永騎手。現場記者は、「1番人気に支持されたダノンプレミアムに騎乗して5着に敗れた川田将雅騎手も、レース後に笑顔を浮かべて福永騎手を迎えていました。あの見事な騎乗を見せられて、負けて悔いなしという気分だったのでは」と語るように、業界からも惜しみない賛辞が送られているようだ。
福永騎手をダービージョッキーに押し上げたワグネリアンの今後について、関係者は「菊花賞には行かないと思います」と漏らしていたという。現状では海外の予定もないとのこと。2冠馬を目指さないのは寂しい限りだが、今年のダービー馬が今秋はどこから動き出すのかも気になるところだ。
今回、19回目の挑戦で悲願を達成した福永騎手。だがその影に隠れる形で、またも涙を飲んだ騎手もいる。
PICK UP
Ranking
17:30更新横山武史「コメントしないから!」に現場騒然…怒りが収まらなかったソールオリエンスの惜敗、手塚貴久師「2馬身くらいロス」の裏事情
幻のダービー馬と菊花賞馬の「落選」を惜しむ声続々…メイケイエールも一歩届かず、ぬいぐるみ化が実現したのは?
天皇賞・秋(G1)イクイノックス対ドウデュースが実現!川田将雅の有力馬とあの「香港最強馬」の再戦も!?
- 「距離延びていいと思わん」安藤勝己氏がセントライト記念組を辛口ジャッジ! 元一流騎手の見解に「今年はお願いしますよ」の声が出たワケ
- 風雲急を告げる菊花賞戦線…ソールオリエンスが敗れタスティエーラは「50年ぶり」の壁、混戦模様のキーワードは「マヤノトップガン」を探せ?
- 「レイデオロ以上の乗りやすさ」C.ルメールがゾッコンの大物登場か…「失敗種牡馬」の評価を覆す反撃、エフフォーリアの鹿戸雄一師も「いいモノを持っていそう」
- 1着賞金「約5億円」でも重賞じゃない!? 武豊が挑むジャパンCや有馬記念並みの注目レース、オオバンブルマイと「大盤振る舞い」なるか
- JRA荻野極と横山武史が「誤爆」で一触即発!?「ふざけんな!ナメてんのか!」1番人気大敗の腹いせにタオル投げるも……
- 武豊「秋華賞見学」の可能性も…ソーダズリング「完敗」で本番出走に黄色信号、桜花賞のパートナーも路線変更で見込み薄?
- 今村聖奈、角田大河ら活躍の裏で2年目「0勝」の大苦戦…今年4月に「謎のフリー転向」を遂げた競馬界のサラブレッドの裏事情