
J.モレイラ「JRA騎手試験」で競馬界「一大変革」!? すでに影響力大も、問題は「二次試験」か
競馬界にビッグニュースが飛び込んで来た。
香港競馬を主戦場とし3期連続リーディングトップとなっているブラジル人ジョッキー、J.モレイラ騎手が、今年の秋に行なわれるJRA騎手免許試験を受けることに決めたと香港メディアが伝えた。しかも、来シーズンの香港での騎手免許更新を行なわずに受験するという、まさに退路を断った挑戦であるという。もうすでに日本語の勉強に取り組んでいるという話であり、3人目のJRA所属外国人騎手誕生の可能性が高まっている。
J.モレイラ騎手といえば、日本馬でもモーリス、サトノクラウン、ネオリアリズムと数々の馬で香港のG1を勝っており、ヴィブロスでドバイターフも勝っている世界的ジョッキーかつ日本でも馴染み深い騎手である。
「競馬ファンには、2015年の第1回ワールドオールスタージョッキーズの優勝者としても認知されていますよね。このところ同大会の時期に来日しており、札幌競馬場で活躍の走りを見せています。2016年は短期免許を取得して来日し、騎乗機会7連勝を記録しました。この年は3週間滞在して17勝を挙げるという暴れっぷりでしたね」(競馬記者)
そのJ.モレイラ騎手が香港をやめて、通年騎乗できる日本の騎手免許を取得しようとしているのだから、やぶさかではない。さらには、もし不合格となってもブラジルに戻って勉強を続けて、来年の試験を受験するというのだから本気である。なぜこのような選択を彼はしたのだろうか。
「いくつか要因は考えられますが、おそらくは安定的なジョッキーの高額収入、そして週末2日間(3日間)開催を中心に固定化されたスケジュール、ジョッキーの意見の反映など、世界でも厳しく騎手も管理下に置くJRAとはいえ、外国人ジョッキーにとっては魅力的な世界なのでしょう」(同記者)
たしかに収入面では、手厚く優遇されている騎乗手当に加えて、賞金が世界でもトップクラスの日本で少しでも順位が高ければ収入増額となる。
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