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JRAローズS「大物感」サトノワルキューレここで覚醒? ライバル次々離脱で大チャンス

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 16日に阪神競馬場で、秋華賞のトライアル・ローズS(G2)が開催される。今年も最後の1冠を狙う素質馬たちが顔を揃えたが、中でも好走を期待されているのがサトノワルキューレ(栗東・中竹和也厩舎)だ。

 サトノワルキューレは今年3月のゆきやなぎ賞で、後に日本ダービー(G1)4着入線を果たすエタリオウに競り勝ち、頭角を現す。続くフローラSでは、行き足がつかず最後方からの競馬になってしまうも、じっくりと脚をため、最後の直線では上がり最速33.4秒を記録する鬼脚でライバルたちをごぼう抜きにした。

 だが、オークス(G1)では3番人気に支持されたものの6着。中団追走で機をうかがうも、最後の直線で末脚が不発。残り200mで先を行くライバルたちとの差がついた影響もあったのか、鞍上のM.デムーロ騎手も早々に追うのをやめたようにも見え、一部から批判の声が上がっていた。

「前走、サトノワルキューレは最後にちょっとやる気を無くしていたようにも見えましたね。レース後、当時同馬を管理していた角居勝彦調教師は『強い相手と戦ってこなかったこと』を敗因のひとつにあげています。強い牝馬と戦って来なかった経験の差が出たのかもしれません。

 今回はすでに強い牝馬との対戦も終え、ひと夏も超えています。馬体もしっかりしていますし、精神面でも成長の跡が感じられるようです。ここでは相当期待できるのではないでしょうか?」(競馬記者)

 サトノワルキューレは12日に最終追い切り。軽めに栗東の坂路を走り、単走で4F53秒2-13秒2を記録している。辻野助手は「デイリースポーツ」の取材に先週まで負荷をかけたので「今週はサラッと追いました」と語り、「状態に関しては自信を持って送り出すことができそう」と満足気に話している。

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