真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2018.11.28 16:45

JRA馬主佐々木主浩氏「シュヴァルグラン引退撤回」チラつく「種牡馬価値」と「海外志向」?
編集部
ジャパンカップ(G1)で4着入線を果たしたシュヴァルグラン(牡6歳、栗東・友道康夫厩舎)。先日、今年いっぱいでの引退を発表していたが、ここに来て一転。2019年も現役を続行する意向があると「スポーツ報知」が報じた。
取材に応じた友道調教師は現役続行を明言し、「来年は海外遠征を視野に入れています」と話す。7歳になるが「そんなに多く使っていないから、まだまだやれると思います」とコメント。今後は有馬記念への出走を予定しているという。
昨年、ジャパンカップでキタサンブラックに先着を果たし優勝、さらなる飛躍が期待されていたシュヴァルグラン。だが、今年は始動戦となる大阪杯(G1)で三浦皇成騎手を背に13着と惨敗。本番の天皇賞・春(G1)ではH.ボウマン騎手で2着と意地を見せたものの、前々走の京都大賞典(G2)では1番人気に支持されるも4着と期待を裏切る結果に終わり、ジャパンカップでも4着と、秋は馬券圏内に入る走りを見せられないでいた。
「前走は主戦であるH.ボウマン騎手に騎乗停止処分が下ったため、C.デムーロ騎手に乗り替わり。これまでG1競走で3回コンビを結成し、いずれも馬券圏内に入っている『相棒』の不在は大きかったはずです。
また、シュヴァルグランの過去実績は主に長距離に偏っています。近年の重宝される種牡馬は主にスピード重視。失敗には終わりましたが、今年大阪杯に向かったのも、中距離での実績をつけて種牡馬価値を上げる思惑もあったのでしょう」(競馬記者)
さまざまな思惑により、現役延長という判断が下されたと思われるシュヴァルグラン。となると気になるのは有馬記念後、来年の動向だ。
PICK UP
Ranking
23:30更新「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 武豊が社台に干された「曰く付き」阪神JF……”引退説”が囁かれた大スランプの原因「ダンスファンタジア事件」とは
- JRAマイネル軍団総帥・岡田繁幸さん逝く。武豊「僕の原点、この馬と一緒に全国区になった」絶体絶命だった天才を世に放った偉大な決断と信念【特別寄稿】
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
- JRA「パワハラ訴訟」渦中もノーザンファームからの信頼は急上昇!? 藤沢和雄、堀宣行ら関東の名伯楽に迫る勢い、快進撃続く木村哲也調教師の「生き残り戦略」とは