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武豊は「何故」オジュウチョウサンを選んだのか。「もっと走る」有馬記念(G1)に向け、レジェンドが語った可能性

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 年末のグランプリ有馬記念(G1)に出走が確実視されている障害の絶対王者オジュウチョウサン(牡7歳、美浦・和田正一厩舎)の鞍上が30日、武豊騎手に決まった。和田調教師ら関係者が明らかにしている。

 今夏、障害レース9連勝中にも関わらず、約4年ぶりに平地レースの出走を遂げたオジュウチョウサン。その当時から最大目標に挙げていた有馬記念出走が、いよいよ現実味を帯びてきた。

そういった中、ついに鞍上問題が決着。夢のグランプリでコンビを組むのは、やはり競馬界のレジェンド武豊騎手だ。

平地転向後、500万下、1000万下を2連勝したものの、オジュウチョウサンは果たしてG1クラスで通用するのか――。異例の挑戦に注目する多くのファンの間でも意見が真っ二つに割れており、今年の有馬記念の「最大の焦点」になることは間違いないだろう。

実際に約4年ぶりの平地挑戦となった前々走の開成山特別(500万下)こそ3馬身差で楽勝したが、前走の南武特別(1000万下)ではわずか半馬身差の勝利。ゴール前は2着馬の追撃をなんとか振り切ったという内容だった。

 それだけにレース後、武豊騎手も「折り合いはついたし、最後もしっかり脚を使ってくれた」とオジュウチョウサンの走りを称賛しながらも「タイムを見ると、まだ一線級とは差を感じる」と率直な感想を漏らしている。

 さらに武豊騎手自らがパーソナリティを務める『武豊TV・II』(フジテレビワンツーネクスト)で、再びオジュウチョウサンの南武特別を振り返り「普通の1000万クラスならこういう感じですけど、ただG1レベルになってくると……やっぱり時計面で1つ違うかなとは感じます。正直ね」と、改めて課題を挙げていた。

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