JRA「最強馬決定戦」コントレイルVSアーモンドアイはやはりあのレース!? 実現に向けて負けられない戦いは安田記念(G1)よりも……

5月31日に行われた日本ダービー(G1)は、無敗の皐月賞馬コントレイル(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎)が優勝した。父ディープインパクト以来、15年ぶり史上7頭目の無敗の2冠馬となった。
皐月賞を後方からの位置取りで制したコントレイルにとって不安要素は初めての2400mの距離ぐらいだったが、ダービーの勝利で距離不安を完全に払拭。さらに福永祐一騎手の「まだ底を見せていない」というコメントから、今後の飛躍に期待がかかる一方だ。
ノースヒルズの前田幸治代表は「菊花賞で3冠を目指す」と表明しており、前哨戦を使うかは不明だが、淀の長丁場が次の決戦の舞台となりそうだ。ダービーの走りを見る限り、シンボリルドルフ、ディープインパクトに続き、史上3頭目の無敗の3冠馬になる可能性も高いと言えそうだ。
少し気が早いかもしれないが、菊花賞のあとは「最強馬決定戦」がファンの最も要望するところではないだろうか。

今週末の安田記念(G1)には、史上初の「G1・8勝」をかけてアーモンドアイが出走する。昨年の有馬記念(G1)ではまさかの9着に惨敗したが、前走のヴィクトリアマイル(G1)を圧巻のパフォーマンスで勝利したことで、現役最強を再度印象付けた。もし、安田記念を勝つことができれば、評価は揺るぎないものとなるだろう。
そのとき、ファン心理としては3歳の総大将コントレイルとの対決が見たくてたまらないものだ。
「アーモンドアイはクラブ規定により、6歳3月が現役の期限となります。昨年、リスグラシューのラストランが有馬記念だったように、年内のG1が引退レースとなる可能性が限りなく高いです。
コントレイルは菊花賞後のレースとなると、ジャパンC(G1)か有馬記念が選択肢に上がります。ただレース間隔を考えると有馬記念の方が濃厚ですね。
しかし、アーモンドアイは府中(東京)を得意としていることに加えて昨年の惨敗もあるため、中山開催の有馬記念参戦の可能性は微妙なところです。香港国際競走のいずれか、もしくはジャパンCがラストランになるかもしれません。
もし、安田記念で不甲斐ない結果だった場合、秋の古馬王道ローテを進まない可能性もあります。そのため、今は安田記念で結果を残すことが重要です。ノーザンファームとノースヒルズの最強馬対決が実現すれば良いのですが……」(競馬記者)
PICK UP
Ranking
23:30更新
【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?- 武豊の次に「上手い」のはアキヤマ!?「世界No.1」のR.ムーア騎手が「上手な日本人騎手」として武豊騎手の次に挙げた”意外”な名前
- JRAノーザンファーム時代終焉へ「16億円」大勝負の“答え”が今週末に!? 「33億円の悲劇」から26年……日高関係者の“命運”を背負った良血がついにデビュー!
- 「庭先取引」の問題点を一変させたセレクトセール!億超え馬を落札する名物オーナーたちも登場…オープンでフェアな取引に多大な貢献【競馬クロニクル 第63回】
- 最強社台グループに「侍」が挑戦状!? 苦戦が続く馬産地・日高再興へ「ハナズ」のM.タバート氏が新1口馬主クラブ設立!
- JRA 社台ファームが空港建設の立ち退き!? 千葉から始まった伝説……社台グループ「サンデーサイレンス」を超える2つの歴史的僥倖とは
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?















