
JRAアルゼンチン共和国杯(G2)森且行SG優勝の「極上サイン」!? 横山典弘「ラストラン」は勝負所から別馬の「悲しい過去」
8日、東京競馬場で行われるアルゼンチン共和国杯(G2)に、復活を懸けたエアウィンザー(セ6歳、栗東・角居勝彦厩舎)が出走予定だ。
エアウィンザーといえば、母は秋華賞(G1)勝ち馬のエアメサイアで、全兄にはクラシックでも堅実な走りを見せた重賞3勝馬のエアスピネルがいる良血馬。エアスピネルにも騎乗した武豊騎手が「お兄ちゃん(エアスピネル)に似ている」と期待をかけるほどの馬であった。
デビュー戦では敗れたものの、2戦目の未勝利戦は単勝1.1倍の圧倒的支持に応え快勝。一時は、兄が叶えられなかったクラシック制覇をも託される存在となっていた。
ただ、能力の高さは認められつつも、ゴール前で気を抜くという気性が災い。3歳時は勝ち切れない競馬が多くあった。
しかし、そんなエアウィンザーも古馬となり、じょじょに気性面が改善。その素質は一気に開花し、4歳時には4連勝でチャレンジC(G3)を勝利で飾った。
5歳になり、年明け初戦は金鯱賞(G2)から始動。ダノンプレミアムやリスグラシューなど、G1馬5頭を抑えての1番人気に推された。
3歳時の共同通信杯(G3)以来となる武豊騎手を迎えての一戦は3着に惜敗。敗れはしたものの、錚々たるメンバーが揃うなか存在感を示した。
初のG1出走となった大阪杯では、勝ち馬から0.2秒差の5着。G1勝利まで、あと一歩というところまで迫っていた。
馬体調整のため放牧へ出たエアウィンザーは、6カ月後の京都大賞典(G2)で復帰するも12着に惨敗。レース後、右前球節の剥離骨折が判明して手術後に放牧へ出された。
その後は、再度復帰を果たすも惨敗続き。今回は去勢明けの一戦で、横山典弘騎手を配し勝負がかった一戦といえそうだ。
アルゼンチン共和国杯で、冠名「エア」、横山典騎手とくれば、思い出されるのがエアスマップのラストランだろう。
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