元JRA細江純子さん、コントレイルに「辛口ジャッジ」!? 「正直、菊花賞の方が……」ジャパンC(G1)陣営「良化強調」も、最終追い切りは……
25日、ジャパンC(G1)に出走するコントレイル(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎)の最終追い切りが行われた。
栗東・坂路コースで単走にて行い、4ハロン53秒3、ラスト12秒2をマーク。今週末に控えるドリームマッチへの最終調整を軽快な足捌きで終えた。
菊花賞(G1)で史上3頭目となる無敗の3冠を達成したコントレイル。レース後は、大山ヒルズで英気を養った。放牧先を訪れた矢作調教師は状態を確認し、問題ないことから当初の予定通りジャパンCへの参戦が決定した。
帰厩後、コントレイルはダノンファラオ、バスラットレオンと3頭併せで1週前追い切りを行うも、まさかの遅れをとる結果。この動きに矢作調教師は満足いかない様子だった。
だが、最終追い切りの動きに手綱を取った福永祐一騎手は「驚くぐらい良化している」と手応えを感じ、矢作調教師も「今日の動きは素晴らしかったと思います。馬体の張りなどに少し物足りなさを感じていたが、1週間で良くなりました」とコメント。不安を払拭する内容だったと言えるだろう。
一時は不安にも感じられた状態面は良化の一途をたどり、世紀の一戦へ万全の状態で出走できそうだ。
しかし、これに異を唱える声もある。
「たしかに動き自体は良くなっていますが、最終追い切りの全体時計は新馬戦の次に遅いタイムです。強く追っていないということもありますが、激闘の菊花賞後ということも影響している可能性があるかもしれません。今年のレースの中で、最も不安がある内容とも捉えられます」(競馬記者)
実際に、デビューから7戦、コントレイルが記録した最終追い切りのタイム(すべて栗東・坂路コース)は以下の通りだ。
新馬戦 53.7-12.0
東京スポーツ杯2歳S 51.9-12.4
ホープフルS 52.1-12.3
皐月賞 52.9-12.4
日本ダービー 52.6-12.4
神戸新聞杯 51.6-12.5
菊花賞 52.5-12.9
ジャパンC 53.3-12.2
今回、終いのラップはしっかりと伸びているが、全体時計の比較ではもうひとつの内容かもしれない。陣営は良化を強調しているが、単純な数字の比較だけでは不安要素とも言えるだろう。
また、元ジョッキーの細江純子氏も馬体について指摘している。
PICK UP
Ranking
11:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
関連記事
JRA C.ルメールがコロナ禍を味方に賞金“荒稼ぎ”!? ジャパンC(G1)アーモンドアイで「大記録」更新も視野に
JRA「5万超え」プラチナチケット化したジャパンC(G1) “確実に入場できる”アノ人達にも、意外な「苦悩」が!?
JRA「鞍上問題」勃発の悪夢再び!? 池添謙一「モチベーションがあがりません」…… 「大誤算」ジャパンC(G1)サートゥルナーリア回避にショック隠せず!
JRAジャパンC(G1)「幻の1番人気」があのレースに出走か!? 「3強」ドリームマッチを尻目に、「史上初」大挑戦プランの可能性が急浮上
JRAジャパンC(G1)グランアレグリアに完敗で「低レベル説」再燃! 真価問われるコントレイル、デアリングタクト…… アーモンドアイにも不安材料