
JRA「鉄板級法則」朝日杯FS(G1)武豊ドゥラモンド急浮上!? 大本命レッドベルオーブに「勝率3.1%」「3着以内6%」の絶望……
20日に阪神競馬場で開催される朝日杯フューチュリティS(G1)は「2歳王者」決定戦としてファンに親しまれているレースだ。
古くはナリタブライアンがここを勝って翌年に三冠を達成したり、三冠馬オルフェーヴルの兄として知られるドリームジャーニーもグランプリを連覇する大物に出世している。
しかし一方で、朝日杯FSで活躍して将来を嘱望されたものの、その後は鳴かず飛ばずという馬も珍しくない。人間でいえば小学校高学年から中学生くらいまでの争いとなる2歳王者決定戦は、現時点での「完成度の高さ」が大きくものを言うレースでもあるのだ。
競走馬は毎年の1月1日に揃って年齢を重ねるので、朝日杯FSは2年前の1月から遅くとも5月までに生まれた馬たちの激突ということだが、明らかな傾向がある。
「生まれの早い馬が圧倒的に有利」ということだ。
実際に朝日杯FSが阪神開催で行われるようになった2014年以降、上位の大半が1月から3月に生まれた馬であり、4月生まれで勝ったのは2017年のダノンプレミアムのみ。3着以内に対象を広げても、2015年3着のシャドウアプローチが加わるだけで30頭が着外に沈み勝率3.1%、3着以内率6.3%と厳しい数字が並んでいる。
なお、5月生まれに至っては1頭も馬券に絡んでいない。一方で1月生まれは8頭が出走し、2勝2着1回3着1回の勝率25%、3着以内率50%と圧倒的な強さを示している。
たかだか数カ月の違いだが、競走馬は人間の約4倍のスピードで成長するといわれており、1月生まれと4月生まれで3カ月違えば、人間に換算すると約1年異なる。先述した通り、朝日杯FSは人間でいえば、まさに急成長する小学校高学年から中学生くらいまでの争い。
この時期の1学年上が如何に有利で、“下級生”にとって絶望的なのかは、誰もがよく知っているはずだ。
例えば、先週の阪神ジュベナイルF(G1)で6番人気ながら3着に健闘し、高配当の立役者となったユーバーレーベンは1月生まれ。誕生月を気にしていれば、十分に高評価できた存在といえるのだ。
その上で、今年の朝日杯FSには波乱の匂いが漂っている。何故なら……
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