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元JRA藤田伸二氏「一番下手クソに見えたのは将雅」皐月賞(G1)1番人気ダノンザキッド15着大敗の川田騎手に辛辣コメント……

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ダノンザキッド 撮影:Ruriko.I

 18日、中山競馬場で行われた皐月賞(G1)は、2番人気のエフフォーリア(牡3歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)が勝利。鞍上の横山武史騎手は、これが嬉しいG1初勝利となった。

「最高です!」

 3馬身差の圧勝劇に、22歳の若武者の笑顔が弾けた。ゴール後は馬上で天高く1本指を突き上げ、昨年のコントレイルに続く「三冠」を主張。父・横山典弘騎手も1998年のセイウンスカイで皐月賞を勝っており、これで史上3組目の親子制覇となった。

 一方、1番人気に支持されながらも、まったく力を発揮できず15着に敗れたのが、ダノンザキッド(牡3歳、栗東・安田隆行厩舎)と川田将雅騎手だ。

「今日は能力を出せずに終わりました」

 一昨年のサートゥルナーリア、そして昨年のコントレイルに続く、ホープフルS(G1)勝ち馬による3連覇が期待されたダノンザキッド。レース1時間前まではエフフォーリアに次ぐ2番人気だったが、直前でファンが1番人気に押し上げたのが本馬だった。

 16頭立ての芝2000mのレース。スタートで隣のエフフォーリアより半馬身ほど前に出たこともあって、逃げ馬を行かせる形の絶好位につけた川田騎手とダノンザキッド。しかし、1コーナーに入る前に首を激しく降るなど、明らかに力みが見られた。

 その後、3コーナーで早めに動いたダノンザキッドだったが、外から先頭集団に並びかけるまでが精一杯。4コーナーで馬群に飲まれると、最後の直線ではほぼ無抵抗のままズルズルと後退……最後はブービーとなる15着でゴールした。

「レース後、『返し馬の感じは抜群だったので自信を持って向かいました』と話していた川田騎手ですが、ダノンザキッドは前走の弥生賞(G2)で4kg減らしており、この日はさらに8kgの馬体減。レース前からイレ込みが目立ちましたし、発汗もかなりあったように見えました。

スタート前の輪乗りの際に、先に一度大外のゲートに入れるなど、イレ込み対策として川田騎手を始め陣営も決して無策ではなかったのですが……。今日はレース前に消耗してしまったことが大きな敗因だと思います」(競馬記者)

 一方、1番人気としてショッキングな敗戦となってしまったダノンザキッドと川田騎手に厳しい見解を示したのが、元JRA騎手の藤田伸二氏だ。

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