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JRA川田将雅「海外遠征」では屈辱の歴史!? 日本ダービー制覇も「次走」乗り替わり、“オマケ”で凱旋門賞挑戦もC.ルメールから叱責……

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 また、昨年には川田騎手が主戦を務めるダノンスマッシュが香港スプリント(G1)に遠征するも、川田騎手は国内の騎乗を選択した。

 それまでG1で2度の1番人気がありながらも2着が最高だったダノンスマッシュだったが、R.ムーア騎手とのコンビで初G1制覇。その後、川田騎手も今春の高松宮記念(G1)を制して留飲を下げた格好だが、やはり海外のビッグタイトルには縁がない状況が続いている。

「今回、ブリーダーズCへ挑戦という形にはなりますけど、こちらの認識としては『勝ちに行くためにブリーダーズCへ』というところ。結果を出すために行きます」

 BCフィリー&メアターフ、もしくはBCターフが予定されているラヴズオンリーユーの他にも、BCマイルに挑戦予定のグレナディアガーズ、BCディスタフ(いずれも米G1)に挑むマルシュロレーヌなど、川田騎手にとって大きなチャンスが待っていそうな今年のブリーダーズC。

 果たして川田騎手は、今度こそ結果を残して「世界のKAWADA」になれるのだろうか。そして、その時には日本人騎手初のブリーダーズC制覇という偉業もついてくる。今年だけで高松宮記念、大阪杯、安田記念とG1・3勝を挙げているだけに、前人未到の扉を開くだけの実力は十分あるはずだ。

(文=大村克之)

<著者プロフィール>
 稀代の逃亡者サイレンススズカに感銘を受け、競馬の世界にのめり込む。武豊騎手の逃げ馬がいれば、人気度外視で馬券購入。好きな馬は当然キタサンブラック、エイシンヒカリ、渋いところでトウケイヘイロー。週末36レース参加の皆勤賞を続けてきたが、最近は「ウマ娘」に入れ込んで失速気味の編集部所属ライター。

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