GJ > 競馬ニュース > 武豊「最初から決めつけすぎ」岩田望来に神助言!? チャンピオンズC(G1)で示したいレジェンドの威厳
NEW

JRA武豊「最初から決めつけすぎ」岩田望来に神助言!? チャンピオンズC(G1)で示したいレジェンドの威厳

【この記事のキーワード】, , ,
JRA武豊「最初から決めつけすぎ」岩田望来に神助言!? チャンピオンズC(G1)で示したいレジェンドの威厳の画像1
チャンピオンズCに参戦するインティと武豊騎手

 来月5日、中京競馬場で行われるチャンピオンズC(G1)にインティ(牡7歳、栗東・野中賢二厩舎)が2戦ぶりに武豊騎手とのコンビで参戦する。

 7連勝でフェブラリーS(G1)を制して以来、約2年9か月勝利から遠ざかっているインティだが、前走の南部杯(G1)では主戦の武豊騎手が凱旋門賞(仏G1)騎乗の隔離期間中のため、岩田望来騎手が騎乗。

 レースでは近走と同様に、スタート後中団からの競馬を選択。メンバー最速の上がり35秒台の末脚を繰り出したが結果は4着となった。

 レース後、騎乗した岩田望騎手は「ここ2走、後ろから行って良い競馬をしてくれていましたので、今日もそういう形で競馬をしました」とコメント。南部杯において近年は逃げ、先行馬が多く勝利。また当日は馬場状態が悪く、前残りのレースが続いており、インティは今まで逃げる競馬も多くしてきただけに、控える競馬の選択にファンの賛否の声が上がった。

 フジテレビONEで放送されている『武豊TV!II』では「ゲートからのポジショニングに気をつけている」と言う岩田望騎手に対して、武豊騎手は「スタートからのポジション取りを最初から決めつけすぎかな」「もっと他馬の状況、レースのペースを見つつ柔軟に考えた方がいいかもね」とアドバイスをする場面が。

 また今年1月に行われた東海S(G2)では、ダイシンインディーに騎乗した岩田望騎手がやや強引な逃げで、ハナを主張した武豊騎手のインティに競りかけ1000mの通過タイムが59秒3というハイペースに。2頭ともに最後の直線では余力なく、2桁着順で大敗するというレースがあった。

JRA武豊「最初から決めつけすぎ」岩田望来に神助言!? チャンピオンズC(G1)で示したいレジェンドの威厳の画像2
伸び盛りの岩田望来騎手

 岩田望来騎手は昨年76勝で全国リーディング9位。今年も現時点で去年のキャリアハイの勝利数を超え、リーディングトップ10に入っており、若手ながらトップジョッキーと言われてもおかしくない成績を残している。しかしそのようなジョッキーでも難しく、悩むのがスタート後の位置取りだ。

 インティは2019年、2020年とチャンピオンズCでは逃げ、先行の競馬をして、2年連続3着と結果を出しているが、フェブラリーSからの近3走では控える競馬を選択し、メンバー中上がり最速を記録するなど素晴らしい末脚を繰り出しているのも事実。

 果たして、インティは控えるのか、先行するのか。岩田望騎手にアドバイスしたようにペース、周りの状況などを見て冷静に判断し、武豊騎手、インティ、そして管理する野中調教師の久しぶりのG1勝利に期待したい。

(文=椎名佳祐)

<著者プロフィール>
 ディープインパクトの菊花賞を現地観戦し競馬にのめり込む。馬券はアドマイヤジャパン単勝勝負で直線は卒倒した。平日は地方、週末は中央競馬と競馬漬けの日々を送る。

JRA武豊「最初から決めつけすぎ」岩田望来に神助言!? チャンピオンズC(G1)で示したいレジェンドの威厳のページです。GJは、競馬、, , , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  2. 【天皇賞・春】春G1「勝利の方程式」がまたまた出現!14番テーオーロイヤルに“やり過ぎ感”…思い出したい「待て、あわてるな、これは孔明の罠だ」の声
  3. 【天皇賞・春(G1)】武豊×ドウデュースの復活勝利も霞むC.ルメールの神騎乗! 「死枠」克服を完璧に読み切った古馬王道路線の鬼が降臨
  4. JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
  5. 【青葉賞】実力派中堅が「88連敗中」の不思議…越えておきたいG2の壁、「スランプ突入」木村哲也厩舎の救世主となれるか
  6. 【青葉賞(G2)予想】データも後押しシュガークンの可能性にかけて勝負!キタサンブラック弟を頭に流す
  7. 【青葉賞(G2)】「武豊×シュガークン」に立ち塞がるライバル3頭! 新馬戦でジャスティンミラノに敗れた「東の大物」が急浮上【週末重賞ピックアップ】
  8. 【天皇賞・春】横山典弘「前ポツン」にファンは狂喜乱舞? 20年前の逃亡劇再現あるか……マテンロウレオ陣営も不気味なコメント
  9. UAE競馬史上「最強」のジョッキーが短期免許で日本初参戦! ステレンボッシュ、シックスペンスの名門も「いい馬を用意している」
  10. C.ルメール「ダービーは絶対大丈夫」復帰いよいよ秒読み! ドウデュース武豊と同じく騎乗数セーブ予想も…春G1で復活インタビューとなるか