甘デジ新台「確率1/89.9」で超スピード＆大連チャンを味わえる!!

　高速連チャンタイプとして2021年1月に導入された『Pコードギアス 反逆のルルーシュ』に遊びやすい甘デジタイプが登場。これまでミドル、ライトミドルとシリーズタイプが市場投下されてきたが、これで3タイプ揃い踏みとなる。

■軽くなっても高い連チャン性能は健在

　この甘デジバージョンも兄弟機のゲーム性を踏襲。90％に迫る高い継続率とスピード感あふれる連チャンが最大の魅力となっている。

　機種名は「Light ver.」となっているが、いわゆる1/100を超えるライトタイプではなく、大当り確率は1/100の範囲内。もっといえば1/90すら上回る約1/89.9で非常に遊びやすい確率なのである。

　メインの連チャンモードとなる「コードギアスチャンス」は時短13回転＋残保留4個の構成。回転数で区切られた3つのパートに分かれており、1～7回転が「高速消化ゾーン」、8～12回転が「演出選択ゾーン」、13～17回転が「スザクラストバトル」となっている。

　ちなみに、「選択演出ゾーン」は「我に従えモード」と「ラウンズバトル」の2種類あるが、前者を選択した場合には「スザクラストバトル」に移行せず、最後まで演出選択ゾーンで消化される。

　また、連チャンモードには時短200回で次回大当りが濃厚となる上位モード「SPエピソード」も存在。この場合は最大出玉となる10ラウンド約700発の当りも約束されるので喜びもひとしお。

　前述のように連チャンに特化した機種ではあるが、大当りにも刺激的な要素が多数盛り込まれている。たとえば「ギアスRUSH」。右打ち中の大当りラウンドで発生する特殊演出で、大当りと次回連チャンターンが一続きになっている超激アツ状態の演出となる。

　ほかにも、右打ち中に画面がブラックアウトすると大量のラウンド上乗せが濃厚となる「超ギアスDRAIVE」も存在。大量出玉へのトリガーがいろいろ用意されているのである。

　トリガーといえば、甘デジタイプ独自の連チャントリガーも搭載。いわゆる遊タイムである。これまでミドルもライトミドルも遊タイムを積んでこなかったが、本機でついに実装してきた。

　大当り後225回転消化すると遊タイムが発動。以後、200回転の電サポモードに突入する。遊タイム中の大当りがほぼ濃厚となり連チャンモードへの突入も約束される。要は最上位モードと同じ状態となるわけで、最大の恩恵を手に入れられる強力な性能となっている。

　出玉としては、4ラウンド約220発が連チャンのメインで、最大出玉の10ラウンド比率は約2％と1回のボリューム感としてはかなり少ないものになるが、平均で10連チャン近い継続性により一撃2000発オーバーの出玉を期待できるのである。

　メインの連チャンモードルートとなる初当り→突破チャレンジモード「ブラックリベリオン（時短1回＋残保留4個）」の突破率は約41％と低い（ヘソ直撃7％を含むと約46.8％）。

　さらに初当りの20％で「ブラックリベリオン」への移行もないとなかなか厳しい条件になるが、連チャンモードにさえ突入すれば大当りと出玉の帝国を築けるマシンなのである。

（文=大森町男）
<著者プロフィール>
羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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