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有馬記念「オールスター」濃厚も…エフフォーリア復活に波紋呼ぶライバルの参戦

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 11月を締めくくったジャパンC(G1)も終了し、今週末はダートの中距離王を決めるチャンピオンズC(G1)が行われる中央競馬。G1の連続開催はまだまだ続くものの、翌週からは2歳G1ということもあり、暮れのグランプリ・有馬記念(G1)のメンバーが気になるファンも少なくないのではないか。

 ジャパンCは、参戦を噂された大物が回避したため、少々拍子抜けしてしまった感もあった中、強敵相手に初G1タイトルを戴冠したヴェラアズールの存在は格別に際立った。そのヴェラアズール陣営が、次走に有馬記念を視野に入れているという報せが入ったのだからファンにとっても朗報だ。

 では、例年以上の盛り上がりを見せている今年の有馬記念に出走を予定している馬の顔触れと前走の成績を確認してみたい。

タイトルホルダー  凱旋門賞(11着)
イクイノックス   天皇賞・秋(1着)
ヴェラアズール   ジャパンC(1着)
アスクビクターモア 菊花賞(1着)
エフフォーリア   宝塚記念(6着)
ジェラルディーナ  エリザベス女王杯(1着)
ボルドグフーシュ  菊花賞(2着)
ジャスティンパレス 菊花賞(3着)
ディープボンド   凱旋門賞(18着)

 ここに挙げた馬だけでも既にG1馬が6頭。場合によっては、さらに増えることもあるかもしれない。

※アスクビクターモアは有馬記念への出走を見送り。

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エフフォーリア 撮影:Ruriko.I

 中でも復活を期待する声が多いのは、近走で精彩を欠くエフフォーリアだろう。昨秋は3歳で挑戦した天皇賞・秋(G1)で三冠馬コントレイル、女傑グランアレグリア相手に殊勲の勝利を挙げ、有馬記念でも圧倒的な強さを見せて勝利。年度代表馬にも選出されたG1・3勝馬の未来は明るいはずだった。

 ところが今年に入ってからは、まるで別の馬にでもなったかのような凡走を続けた。単勝1.5倍の大本命に支持された大阪杯(G1)を9着に敗れると、巻き返しを期した宝塚記念(G1)でも再び1番人気を裏切っての6着。復帰戦に予定していた今年の天皇賞・秋も状態が思わしくないとして回避してしまった。

波紋呼ぶライバルの参戦

 結果的に6月下旬の宝塚記念から休養が長引き、半年後の有馬記念を目標に調整している訳だが、このタイミングでヴェラアズール陣営が参戦を表明したことは少し引っ掛かる。

 というのは、エフフォーリアとヴェラアズールのどちらもキャロットファームの所有馬だからだ。

 本来なら最も勝利を期待できるはずのエフフォーリアが出走するレースに、あえて強敵のヴェラアズールをぶつけてくるメリットはあまりない。2頭の実績はまだまだエフフォーリアが格上とはいえ、国際競走のジャパンCで重賞連勝を決めたヴェラアズールの勢いは、目を引くもの。初顔合わせとなる有馬記念の舞台で、あえて直接対決を選択したことに疑問が残る。

 となると、憶測であることは認めるが、エフフォーリアの調子が陣営の思っているほど上がっていない可能性も十分に考えられる。

 本来の実力なら断然人気になってもおかしくない馬がいながら、ある意味保険のようなヴェラアズールの参戦表明には、やはり違和感を覚える。切れる末脚が武器の馬にとっても、直線の長い東京から小回りの中山に舞台が替わることがプラスになるとは考えにくい。それでも出してくるからには、勝ち負けできると判断したからだろう。

 勿論、競馬ファンとしては、強い馬が使い分けのような格好で同じレースへの出走を回避する風潮を望んでいる訳ではないが、エフフォーリアの復活に波紋を呼ぶライバルの登場と感じたのも率直な感想だ。願わくば、これが単なる下衆の勘繰りであって欲しいものである。

高城陽

〈著者プロフィール〉

大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

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