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今村聖奈「因縁の相手」を神騎乗で撃破! 無念の降板劇も人気薄で2023年初白星

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今村聖奈騎手

 7日に行われた中京3Rの3歳未勝利(ダート1900m)は、8番人気のマサハヤウォルズ(牡3歳、栗東・今野貞一厩舎)が直線で脚を伸ばして1着。手綱を取った2年目の今村聖奈騎手は、今年6戦目で初白星をあげた。

 13頭立ての一戦。スタート後、あまりダッシュの付かなかったマサハヤウォルズは中団からの競馬。向正面で外に出すと、3~4コーナー中間から進出を開始して最後の直線を迎える。

 今村騎手のステッキに応えて脚を伸ばし、残り200mで前を捕らえて先頭へ。ゴール前では後続に差を詰められたが、クビ差で振り切った。

「初戦は砂のキックバックを嫌がり後方に置かれましたが、その経験が生きたのか今回は前半から付いて行くことができました。仕掛けのタイミングもほぼドンピシャで、鞍上の手綱捌きも光った一戦だったと思います。

ちなみにマサハヤウォルズは、今村騎手が『すごく奥がありそう』とデビュー前から評価していた馬。2戦目できっちりと変わり身を見せてくれましたし、これからも長い目で期待できそうです」(競馬誌ライター)

 単勝39.4倍の伏兵を勝利に導いたこともあって、今村騎手にはレース後のSNSやネット掲示板などで「神騎乗でした」「今年の初勝利おめでとう」「昨年を超える活躍に期待」といった称賛が多く寄せられることに。

 また、なかには「モーメントキャッチを下しての白星は熱いね」「因縁の相手を見事に負かしたな」などの声も見られた。

「因縁の相手」を神騎乗で撃破!

 実は今回クビ差の2着に退けたモーメントキャッチは、前走まで今村騎手がコンビを組んでいた元お手馬だ。人馬は初タッグとなった昨年9月から4戦連続で2着に入るなど、未勝利脱出まであと一歩のところまで迫っていた。

 念願の初勝利を決めるべく臨んだ前走の中山ダート1800m戦だったが、中団の外目を追走すると、4コーナーで大外を回る苦しい競馬。最後の直線は差を詰めてきたものの、前までは届かず3着に敗れている。

 レース後には「やりたいレースができませんでした。結果を出せず申し訳ないです」と謝罪コメントを残した今村騎手だったが、ややロスが目立つ騎乗になってしまったのは、中山競馬場で初騎乗だった影響もあったかもしれない。

 そのようなこともあってだろうか、今回のモーメントキャッチは英国の名手D.イーガン騎手と新コンビを結成。無念の乗り替わりとなってしまった今村騎手だが、人気薄のパートナーとともに因縁の相手を抑えて見事に白星をつかみ取った。

「今回の今村騎手は道中でモーメントキャッチの外にピタリと付けるなど、まるでこの馬をマークしているかのような乗り方にも見えました。相手の特徴を知っているからこそ、早めに仕掛けて行ってうまく出し抜けを食らわすことができたのかもしれませんね」(同)

 レース後、マサハヤウォルズについて今村騎手は「すごく性格のいい子で、迫られてもまだ余裕があった。これからも一緒に頑張りたい」と話している。引き続き注目していきたいコンビだ。

冨樫某

冨樫某

キョウエイマーチが勝った桜花賞から競馬を見始める。まわりが学生生活をエンジョイする中、中央競馬ワイド中継と共に青春を過ごす。尊敬する競馬評論家はもちろん柏木集保氏。以前はネット中毒だったが、一回りして今はガラケーを愛用中。馬券は中穴の単勝がメイン、たまにWIN5にも手を出す。

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