今村聖奈、永島まなみら「勢揃い」の小倉で光る存在感…狙って美味しい「あの中堅ジョッキー」に注目

22日に小倉競馬場で行われた2R(3歳未勝利)では、藤田菜七子、古川奈穂、永島まなみ、今村聖奈ら女性騎手が勢揃い。JRA史上初となった15日の小倉12R(1勝クラス)に続き、女性騎手4人による2度目の直接対決が実現した。
前回は4番人気ヒノクニに騎乗した今村騎手が勝利したが、今回も3番人気トーホウフランゴに騎乗した永島騎手が勝利。華やかな対決に観客は大盛り上がり。各メディアの注目も集まった。
今週末以降も、4人の直接対決が実現する可能性もあるだけに、ファンにとっては引き続き楽しみな小倉開催になるはずだ。

女性騎手らが繰り広げた2度の熱戦の中で、抜群の存在感を見せたのが、今年デビュー20年目を迎えた丹内祐次騎手である。
1度目は1番人気ダレモトメラレナイで3着、2度目は9番人気ミレディで2着と、人気馬でも穴馬でも馬券圏内に入る好騎乗。勝利こそ掴めなかったとはいえ、女性騎手たちにその手腕を見せつけた。
昨年はキャリアハイを更新する64勝を挙げ、大躍進を遂げた丹内騎手。昨年度のリーディングジョッキーとなった川田将雅騎手や、「白毛のアイドル」ことソダシの主戦でもある吉田隼人騎手らと同期で、関東の中堅ジョッキーとしてご存じの方も多いはずだ。
北海道出身で地元開催には力が入ることもあってか、特に昨年は夏の函館や札幌で好結果を残した印象がある丹内騎手だが、実は小倉においても驚異的な成績を挙げている点は見逃せない。
昨年の小倉開催では計106鞍に騎乗し、単勝回収率129%、複勝回収率109%をマーク。どちらの券種もベタ買いで儲かるのだから頼もしい存在だ。
また全場の成績をみても、小倉は札幌(単勝回収率210%、複勝回収率110%)に次ぐ2番目の高回収値。同じような乗鞍数だった函館(単勝回収率42%、複勝回収率118%)や新潟(単勝回収率101%、複勝回収率81%)と比べても、好相性な舞台であることが分かる。
年初から中々勝利に恵まれなかったものの、22日の小倉1Rで今年初勝利を挙げた丹内騎手。昨年みせた快進撃の勢いそのままに、これからエンジンがかかってくる可能性も十分あるだろう。
女性騎手の話題で盛り上がる小倉開催だが、馬券的な妙味では丹内騎手は「狙って美味しい」穴党の味方。2月末まで続く今後の小倉開催でも、積極的にマークしたい騎手かもしれない。
PICK UP
Ranking
17:30更新
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?- 東京競馬場に約20万人が殺到!? 朝6時からの大行列、怒号飛び交う陣取り合戦、そして…競馬が最も熱い時代、歴代最多入場者を記録した当時の記憶
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- パンサラッサやサイレンススズカも及ばない、天皇賞・秋(G1)史上最速ラップの歴史
- 競馬界に”2世騎手”たちが続々参入中! 息子たちは偉大なる父を超えることができるのか?
- 2017年競馬「流行語大賞」発表! 浜中俊騎手の「もういいでしょう」を退け『2017競馬・流行語大賞』に選ばれたのは……
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
















