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京都記念(G2)武豊×ドウデュースに一抹の不安…マカヒキ、ワグネリアンも屈した「負のジンクス」とは

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ドウデュース 撮影:Ruriko.I

 今週末に開催される京都記念(G2)で、昨年のダービー馬ドウデュースが2023年の初戦を迎える。3歳時はライバル関係にあったイクイノックスがクラシック後に大きく出世しているだけに、ここは是が非でも勝って同世代のダービー馬としての威厳を示したいところだろう。

 先週の1週前追い切りでは主戦の武豊騎手が駆け付け、栗東ウッドで6ハロン80秒3-11秒2の好時計をマーク。管理する友道康夫調教師も「時計も動きもさすがだね」と愛馬のポテンシャルに目を細めていたように、中間の様子も申し分ない。

 今回はエフフォーリアやキラーアビリティが最大のライバル候補になりそうだが、前者はダービーで退けたイクイノックスに有馬記念(G1)で完敗しており、後者は皐月賞(G1)や日本ダービー(G1)でいずれも先着している相手。単純な力関係を比較すれば、ドウデュースの勝利を疑わないファンも多いはずだ。

 ただ、そんなドウデュースでも気になる点がないわけではない。

武豊騎手×ドウデュースに一抹の不安…

 昨年は12番人気のアフリカンゴールドが逃げ切り勝ちを決めたように、開幕週で前残り決着となることも珍しくない京都記念。直近2年は阪神開催だが、京都開催だった時期も含め、過去10年の勝ち馬は4コーナー時点で先行していた馬ばかりだ。

 そういった意味では、現役屈指の末脚を誇るドウデュースとはいえ、いつものように後方から構えすぎると差し切れないケースも十分考えられる。ダービーを制した東京コースとは違い、今回は直線が短い阪神内回りコース。武豊騎手が「結果的に後ろ過ぎた」と振り返った皐月賞(3着)のように、上がり最速の末脚を発揮しながら届かないレースになってしまうかもしれない。

 また、京都記念は古くからダービー馬が不振なレースでもある。

 近20年でも、アグネスフライト(6着)、ウオッカ(6着)、キズナ(3着)、ワンアンドオンリー(6着)、マカヒキ(3着→3着→11着)、レイデオロ(3着)、ワグネリアン(5着)と7頭のダービー馬がいずれもこの舞台で涙を飲んでいる。

 なかでも、マカヒキは単勝1.7倍、レイデオロは単勝1.6倍に支持されながら、人気を裏切っている点は気になるところ。さらにいえば、ドウデュースを管理する友道厩舎は、過去にマカヒキやワグネリアンで何度か苦杯を舐めている。今回はこれまでの借りを返したいところだが、過去の傾向通りなら例えドウデュースであっても過信は禁物なのかもしれない。

 7日現在、『netkeiba.com』の予想オッズでは単勝1.9倍の断然人気想定となっているドウデュース。はたして、過去のダービー馬が屈してきた負のジンクスを覆すことが出来るだろうか。

GJ 編集部

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