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【ダイヤモンドS(G3)展望】長距離戦は騎手で買え…C.ルメール VS J.モレイラ「シルク5歳馬」が一騎打ち!?

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 18日、東京競馬場では国内唯一の3400m戦、ダイヤモンドS(G3)が行われる。競馬界には「長距離戦は騎手で買え」という格言があるが、騎乗予定の騎手もあわせて有力馬を確認していきたい。

 シルブロン(牡5歳、美浦・稲垣幸雄厩舎)は、2走前の本栖湖特別(2勝クラス)でC.ルメール騎手とコンビを結成。昇級2戦目の同レースで勝ち上がると、続くグレイトフルS(3勝クラス)も勝って、一気にオープン入りを果たした。

 昨年3月までは1800~2000mの中距離を使われ、1勝クラスでやや低迷していたが、昨年4月以降に距離を延ばしてから本格化。2400m以上のレースに限れば、3戦3勝と長距離適性の高さを見せている。

 ルメール騎手も前走後に「長い距離でいい馬になれます。楽しみです」とコメントしており、前走から900mの延長はプラスに働く可能性が高い。

 また、ルメール騎手自身の“長距離適性”も高い。JRAの3000m以上のレースでは通算「7-3-5-12」の好成績。ダイヤモンドSは「2-0-1-1」で、複勝率は75%に上る。シルブロンは重賞初挑戦で3連勝を飾って、天皇賞・春(G1)に名乗りを上げることができるか。

 シルブロンの最大のライバルとなるのは、同じシルクレーシングのスタッドリー(牡5歳、栗東・奥村豊厩舎)だろう。

 この馬も暮れに、阪神でオリオンS(3勝クラス)を勝ってオープン入りを果たした遅咲き。ただし、1月のAJCC(G2)を走っており、重賞はこれが2度目の出走となる。

 その前走は7番人気で6着に敗れたが、上々の内容。中団待機策から直線外を通って最後までよく伸びていた。

 今回鞍上を務めるのは、テン乗りとなるJ.モレイラ騎手。JRAの3000m以上のレースは、18年の菊花賞(G1)に騎乗して以来2度目となる。前回は6番人気のグロンディオーズで13着に敗れているが、JRAでの距離別成績を見ると、短距離よりも中長距離で勝率が高い。18年12月以来の来日で、初日に重賞制覇を飾ってもおかしくはないだろう。

 消耗戦になればゴールドシップ産駒の2頭にもチャンスはある。

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ウインキートス

 ウインキートス(牝6歳、美浦・宗像義忠厩舎)は、前走の中山金杯(G3)を最後に引退し、繁殖入りが予定されていた。しかし、レース内容が消化不良だったことから急遽“おかわり”が決定。

 2500mの目黒記念(G2)を勝っているほか、条件馬時代に2600m戦を2勝するなど、距離延長はむしろ追い風。しかも、鞍上がタイトルホルダーとのコンビで天皇賞・春(G1)を制している横山和生騎手なら、有終の美を飾るには頼もしい存在だ。牡馬相手の長距離戦で改めて引退レースを迎える。

 ヴェローチェオロ(牡5歳、栗東・須貝尚介厩舎)がもう1頭のゴールドシップ産駒。長距離は経験豊富ながらすべて5着以下と結果は出ていないが、3000m以上のレースを3度走っているのは心強い。

 昨年の当レースにも出走し5着に入ると、ドバイゴールドC(G2)に挑戦。道中はもう1頭の日本馬ステイフーリッシュと並び好位を追走していたが、直線伸びを欠いて7着に敗れた。その後は脚を痛めて休養していたが、待望の実戦復帰を迎える。

 鞍上は3000m以上のレースで通算「1-3-3-18」の戸崎圭太騎手。ダイヤモンドSには過去6度騎乗し、2着が1回、5着が5回と全て掲示板を確保している。

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