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【ダイオライト記念(G2)予想】抜けた馬が不在で地方馬にもチャンス!厚めにピックアップし好配当を狙う

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 今回は15日に船橋競馬場で行われる交流重賞、ダイオライト記念(G2)を予想していく。

 数ある交流重賞の中で最も距離が長いダートで争われ、船橋競馬場でも2400m戦はこのレースのみという特殊な条件となっている。中央でも例のない長距離重賞であるが、過去10年でJRA勢9勝と、ここでもやはりJRA勢が圧倒している。

 昨年は13年ぶりに地方馬が勝利を飾ったが、過去の勝ち馬を見るとダノンファラオ、チュウワウィザード、アナザートゥルース、ケイティブレイブをはじめ、3連覇を達成したクリソベリルの全兄クリソライトなどJRAでのダートの名馬の名前が並ぶ。

 では、地方勢にまったく目がないかと言われるとそうでもなく、昨年は1着3着が地方馬、17年にも2着3着が地方馬と、相応の実力があればJRA勢につけ入る隙は十分ある。

 今年はJRA勢4頭、地方勢10頭の14頭で争われるが、「◎」は10番エルジュクラージュとする。

 前走の川崎記念(G1)では、先行しながらウシュバテソーロ相手に手も足も出ず、9着と敗れた。だが、昨年はチュウワウィザードの2着に入るなど、交流G1で連対する実力のある馬。一昨年はこのレースで2着しており、2000m超えのレースに良績が残っているなど距離適性も確かだ。

 昨年は交流重賞と地方のオープン戦を交互に走るような使われ方をし、交流重賞で結果が残せなかった一方で、オープン戦や地方重賞では好走している。客観的に見れば一歩足りない感が否めないが、戦績を眺めると着外→好走→着外→好走のリズムを繰り返している。

 前走負けているので、順番から行くと今回は好走の番かもしれない。ちょうど1年ぶりに走る地元船橋で一発あってもおかしくない実績を買って本命としたい。

「〇」 はJRA勢から2番テリオスベルを挙げる。

 前走のエンプレス杯(G2)では自分の競馬をできたが、牝馬ダート界の二強とも言えるグランブリッジとヴァレーデラルナに屈して3着に終わってしまった。

 だが、大崩れしないのがこの馬の強みで、近5戦で船橋のクイーン賞(G3)を勝っているほか、川崎記念でも果敢に逃げて4着に入るなど確かな実力は持っている。その川崎記念と前走のエンプレス杯がダート2100m戦で、ダートの長距離は初体験になるが、1ハロン半の延長はこの2走を見る限りでは問題なかろう。

 過去10年で牝馬の好走例がないのはマイナスなものの、ドバイワールドC(G1)に出走するようなメンバーを相手に戦った川崎記念を考えれば、一線級の牡馬とやり合える実力と現在の調子があると見て、思い切って対抗まで引き上げた。

「▲」は8番アナザートゥルースを推す。

 こちらは3年前の覇者で一昨年も3着に入っている。当時はJRAに所属していたが、今年から心機一転船橋に転籍した。2レースこなして、いずれも2着と高齢馬ながら上々の成績を残している。

 JRA時代の交流重賞の好走実績や一昨年のチャンピオンズC(G1)3着などを考えれば、実績は今回のメンバーでもトップクラス。さすがに9歳と高齢なので上がり目を期待するのは酷だろうが、地方に転籍しても衰えがない。ダートの長距離戦も数々経験しており、距離適性にも不安はないので、2年ぶりの参戦となる今回もJRA時代同様の好走を期待していいのではないか。

「△」は穴馬の3番のセイカメテオポリスと人気サイドの9番ペイシャエスの2頭とする。

 セイカメテオポリスは勝ち味に遅い上に、もう二歩届かない競馬が続いていて買いにくいところはある。明け5歳で21戦消化しているが、最後の勝ち星は21年9月でその後勝ち星から遠ざかっている。

 地方重賞で2着3回、3着1回があるものの、総じて掲示板止まり。だが、逆に言うと足りなくはあるが、大崩れもしていないということ。近5走でもJBCクラシック(G1)と名古屋グランプリ(G2)では馬券圏外に飛んでいるが、一方で前走の3着と5走前の2着があるので、調子自体が崩れているわけではないはず。

 前走は2600m、2着した5走前は2400mと長距離で好走しているので、メンバーの格が上がる交流重賞でどこまで、というところはあるが距離適性は確か、かつ展開に左右されずどこからでも走るときは走る自在性もある。一発を考えるならアリと見て押さえておきたい。

 ペイシャエスは川崎記念で3番人気に推されながら、見せ場もなく7着に敗れるなど、「らしくない」競馬になってしまった。だが、中央のユニコーンS(G3)を勝っているほか、ジャパンダートダービー(G1)2着やJBCクラシック3着など、一線級を相手に互角の勝負をしてきた。そういう意味では前走の凡走はさておいてテリオスベルと同じく、実績・実力ともトップクラスだろう。

 ただ、そうすると前走の負けが何だったのかが、どうしても引っかかる。好勝負の結果で掲示板には踏みとどまったならともかく、3秒も離された7着は解せない。この点を考慮して人気するだろうが押さえまでとしておく。

 ということで、今回は2番、3番、8番、9番、10番の5頭で3連複BOX10点勝負とする。交流重賞は往々にして堅い決着になりがちだが、唯一の長距離戦ということもあってか意外に人気薄も来るケースがあるのがこのレース。狙いすぎず、でも好配当には期待できるチョイスとした。

トーラス神田

トーラス神田

オグリ引退の有馬記念をリアルタイムで見ている30年来の競馬好き。ウマ娘キャラがドンピシャの世代。競馬にロマンを求め、良血馬にとことん目がない。おかげで過去散々な目に遭っている。そのくせ馬券は完全データ派。座右の銘は「トリガミでも勝ちは勝ち」。

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