GJ > 競馬ニュース > 【黒船賞(G3)予想】武豊参戦で盛り上がること必至!一発を期待できる地方馬から実績十分の穴馬をピックアップ
NEW

【黒船賞(G3)予想】武豊参戦で盛り上がること必至!一発を期待できる地方馬から実績十分の穴馬をピックアップ

【この記事のキーワード】, ,

【黒船賞(G3)予想】武豊参戦で盛り上がること必至!一発を期待できる地方馬から実績十分の穴馬をピックアップの画像1

 今回は高知競馬で唯一のダートグレードレースとなる交流重賞、黒船賞(G3)を予想していく。

 高知という南国の地で開催される交流重賞だが、ダートの短距離路線を歩む馬にとって重要なレースのひとつ。今年で第25回とまだ歴史の浅いレースではあるが、地元では特に大きな盛り上がりを見せるレースとして定着している。

 交流重賞だけにやはりJRA勢が優勢なのは変わらず、このレースでも過去10年で8勝を挙げている。ただ、地方馬にまったく出番がないかと言えばそうでもなく、2勝3着4回と健闘している部類に入る。

 今回はJRA勢5頭、地方勢7頭の12頭によって争われるが、上記のように地方勢にもチャンスがあるレースであり、今回は特に前走成績のいい馬が揃った感がある。

 これを踏まえて「◎」は人気サイドだろうが2番のラプタスとする。

 20年のこのレースの覇者。21年をスキップして昨年もこのレースに参戦しており、1番人気にも推されたが6着と敗退している。

 昨年は交流重賞を4走と韓国へ遠征しているが、馬券圏内を外したのは2走前のJBCスプリント(G1)と昨年の黒船賞の2走だけ。韓国のコリアスプリント(G3)でも地元の馬に敗れたとは言え2着に入った。海外遠征帰り初戦となったJBCスプリントは見えない疲れが残っていた可能性と、そもそもG1では荷が重かったと言えそうだ。そこからの前走はしっかり勝利しているのが、それを裏付けるかもしれない。

 前走の兵庫ゴールドT(G3)は近年あまりこのレースの好走馬で見かけなくなったローテーションではあるが、過去に遡ると好走実績が残っている。昨年初戦のこのレースで敗れたのが引っかかるところだが、堅実に走っているのは確かで、本命に推して問題ないと見ている。

「○」は地方馬から12番ガルボマンボを挙げる。

 ここまで交流重賞への出走は昨年のジャパンダートダービー(G1)のみで、これも9着と見せ場なしで敗れている。もっぱら地元高知で走っている馬ではあるが、現在3連勝中。近5走まで広げても3着が2回増えるだけで、堅実に馬券圏内を確保する走りを見せている。

 加えて、前走のだるま夕日賞は昨年このレースで3着したダノングッドが選択したローテーションで、ダノングッドもこのレースを勝って黒船賞に臨み好走している。地方勢とは言え、走り慣れた地の利があることとその勢い、ローテーションと無視できない要素が多い。人気にはならないだろうが、一発を期待して狙ってみたい。

「▲」は10番ケイアイドリーを推す。

 こちらはJRA勢だが目下連勝中。そもそも18戦のキャリアで馬券圏外に飛んだのがわずか4回。掲示板を外したのも1回と、この馬も堅実そのものの走りをしてきた。

 3勝クラス自体は昨年3月に脱出しているのだが、なぜか重賞を使われることがなく、オープン戦がもっぱらの主戦場。大敗したのは唯一出走したリステッドということで、相手関係が強化されると脆いのかもしれない。

 現在はダートの短距離を主戦場としているが、デビューから数戦は中距離を使われて好走していただけに、スピードだけでなく相応のスタミナもあると考えられる。砂が深いことで知られる高知競馬のコースでも対応できるのではないだろうか。

 6歳にしてオープン馬ながら初重賞という珍しいケースになるが、佐賀記念(G3)や白山大賞典(G3)を勝ったケイアイパープルの下ということで、地方でも活躍できる素地はあると見て押さえてみたい。

「△」は9番イグナイターと11番ヘリオスの2頭とする。

 イグナイターは、JRA勢を蹴散らして勝利を挙げた昨年の覇者。今年も昨年と同じローテーションで歩んでおり、黒潮スプリンターズCから黒船賞、かきつばた記念(G3)と3連勝。その後マイルCS南部杯(G1)とJBCスプリントで掲示板を確保、昨年の最終戦となった兵庫ゴールドTを2番人気で5着と結果を残せなかった。

 しかし前走はきっちり巻き返しに成功し、黒船賞連覇を狙っている。昨年後半の走りは上記のようにやや物足りないものになったが、G1でも掲示板に残るのは実力あってのものだろう。ここは昨年のNARグランプリ年度代表馬としても意地を見せたいところ。一枚下に見たが、勝ち切るだけの力は十分ある。

 ヘリオスは昨年のJBCスプリント3着以降、まったくいいところがなく根岸S(G3)でも5番人気に推されながらブービー負け。前走のフェブラリーS(G1)は、1秒差の7着と不調が続いている。

 逃げ・先行に脚質転換してから比較的安定した成績を残しており、昨年は重賞であと一歩の惜しい競馬をしてきた。前走と2走前はどちらも2番手からのレースで粘り切れなかったが、今回は直線の短い小回りコース。先手を取れれば残る可能性があると見て、押さえてみる。

 ということで、今回は2番、9番、10番、11番、12番の5頭で3連複BOX10点勝負としたい。手堅い予想になってしまったが、人気薄のガルボマンボの激走があれば、高配当も期待できそうだ。

トーラス神田

トーラス神田

オグリ引退の有馬記念をリアルタイムで見ている30年来の競馬好き。ウマ娘キャラがドンピシャの世代。競馬にロマンを求め、良血馬にとことん目がない。おかげで過去散々な目に遭っている。そのくせ馬券は完全データ派。座右の銘は「トリガミでも勝ちは勝ち」。

【黒船賞(G3)予想】武豊参戦で盛り上がること必至!一発を期待できる地方馬から実績十分の穴馬をピックアップのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
  2. 【NHKマイルC】C.ルメール「一鞍入魂」アスコリピチェーノと必勝態勢!オークス、日本ダービーも騎乗馬決定か…シックスペンスとはコンビ解消
  3. 【NHKマイルC】“アスコリピチェーノVSジャンタルマンタル”仁義なき社台グループの頂上決戦に決着をつける不気味な伏兵!
  4. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  5. 【天皇賞・春】「横山典弘マジック」に翻弄された敗戦の弁?大敗でも爪痕残した名手の存在感…テーオーロイヤル、ディープボンドの好走にヒント
  6. 「うまく力を出せた」2年目女性騎手が2ヶ月ぶり白星! 「負担重量の注意義務」を怠り戒告処分も…翌日1Rで名誉挽回の好騎乗
  7. 【宝塚記念】今年のグランプリは「超ハイレベル」の一戦?リバティアイランド、ドウデュースら「最強メンバー」が激突も
  8. 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
  9. 三浦皇成「これはモノが違う」悲願のG1初制覇が目前で霧散…「今後、ダート界を引っ張る馬になってほしい」宿敵レモンポップへ1年越しの挑戦状
  10. 【日本ダービー】「芝未勝利馬」の参戦視野に懐疑的な声? 無傷の4連勝でダービー挑戦も「シンガリ」に敗れたサクセスブロッケンの記憶