武豊「ソダシ弟」と刻む新たな白毛ストーリー。「世界レベルでやれる馬」絶賛パートナー乗り替わりも北の大地で大物候補と邂逅

武豊騎手を背に来月9日、函館・芝1800mでデビューが予定されているソダシの半弟カルパ(牡2歳、栗東・須貝尚介厩舎)。G1・3勝の姉と同じく白毛の同馬は、今月15日に初めて函館競馬場で馬場入り。最初は若干テンションが高かったようだが、陣営は「すぐに慣れました」と順応性の高さをアピールした。
管理する須貝師は以前から「新しいドラマを作って欲しい」と語るなど、カルパに相当の夢を抱いている様子。近況についても「背が伸びて成長している」と満足げなコメントを残している。7月上旬の初陣となったのも、ほぼ同時期にデビューを果たした姉ソダシを意識してのものだろう。当日の競馬場では大注目を浴びることに間違いない。
そんな大物候補の初戦パートナーに抜擢されたのは武豊騎手。カルパの母の母シラユキヒメから連なる白毛一族とのコンビでは、ユキチャンで2008年の関東オークス(G2)を優勝。またこちらは白毛ではないものの、メイケイエールでも重賞を複数勝利するなど好相性を誇っている。
ちなみにカルパを所有するのも、姉ソダシと同じく金子真人オーナーである。ディープインパクトやカネヒキリでいくつものG1タイトルを獲得した武豊×金子オーナーの黄金タッグが、ここから新たな白毛ストーリーを刻んでいくこととなりそうだ。
なおカルパを手掛ける須貝厩舎といえば近年、G1ホースのソダシや重賞ウイナーのステラヴェローチェなど、主戦ジョッキーとして吉田隼人騎手を重用してきた。
だが周知の通り、同騎手は今年5月のヴィクトリアマイル(G1)でソダシから降板。続く安田記念(G1)でもコンビが復活しないなど、両者はここにきて距離が離れつつある。それらの事情もカルパの手綱が武豊騎手に回ってきた理由の1つとして考えられるだろう。
「今月3日から始まった今年の2歳戦で、須貝厩舎はすでにテラメリタとヒヒーンが勝ち上がり。ここまで2戦2勝と実に快調な滑り出しを見せていますね。
またカルパの父モーリスも、9馬身差で大楽勝を決めたシュトラウスを含め早くも3頭が白星を挙げるなど絶好調です。好調な厩舎と父の勢いも背中を押してくれそうですね。Vを決めれば次戦にはソダシも制している札幌2歳S(G3)などが候補に挙がってきそうです」(競馬誌ライター)
なおカルパの新馬戦と同日、中京競馬場ではプロキオンS(G3)が行われる。ここには武豊騎手が3月のドバイゴールデンシャヒーン(G1)でコンビを組んで5着に健闘したリメイクが、川田将雅騎手とのコンビで出走を予定している。
ドバイでは勝利こそできなかったが、レジェンドはレース後に同馬を「世界レベルでやれる馬」と大絶賛していた。惜しくも継続騎乗とはならなかったものの、函館で将来有望な良血馬と巡り合う運びとなった。果たしてコンビで北の大地から全国へと羽ばたけるだろうか。
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