「パチンコはみんな〇〇になっちゃえばいいと思う」…苦戦を強いられるスマパチの評価は？【パチンコ対談・ゴトロニ×濱マモル】

パチンコ対談・ゴトロニ×濱マモル

　山佐の『パチスロナイツ』やサミーの『北斗の拳』シリーズなどについて語った前回は、ゴトロニの過去についても振り返った。一転して、今回はパチンコがテーマ。ゴトロニが持つ独自の視点で語っていただいた。

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－そう言えば、ゴトロニさんってパチンコも打たれるんですね？　あまり打たれるイメージはありませんでしたが、Twitterを拝見すると『Pフィーバーからくりサーカス』を打たれていて。

ロニ「アレ、ぶっ飛ばしたいんですけど、マジで。俺、からくりサーカスの大ファンなんですよ」

濱「原作の？」

ロニ「そう、原作の。死ぬほど好きなんです、作者さんが。だから『うしおととら』も好きなんですけど」

濱「『うしおととら』はアタシも少し原作を読みました。敬愛する筋肉少女帯がアニメのテーマソングを歌ったんで」

ロニ「歌ってましたね。筋少、いいっすよね。『混ぜるな危険』ってテーマソング、最高でしたよね。ちなみに俺は、『日本印度化計画』も好きです」

濱「おおー、悪くないですね。アタシ、あの曲の歌詞のせいで、まぁまぁな年齢まで高円寺はカレーの街だと思い込んでました。…って、そんな話はどうでもよくて、ロニさんはまだ、からくりサーカスを打たれてるんですか？」

ロニ「もうヤメました」

濱「導入は去年の夏ですしね」

ロニ「俺は後追いするんです。今のパチンコって、めちゃくちゃ人気があるか、すぐに客が飛んじゃうかのどっちかじゃないですか」

濱「たしかに」

－入れ替え、早いですよね。

パチンコは面白いじゃないですか。ポテンシャルは絶対ある

ロニ「俺は基本、ダメだった台を後から打つんです。周りに客がいると嫌なんで、太ってるから。デブの流儀があるんです」

濱「わはははは。なんですか、それ。つーか、具体的にはどんな流儀が？」

ロニ「基本、カド台」

濱「リトルさんも、カド台がお好きでしたよね」

ロニ「そう。でも、あの人みたいにカド台フェチじゃなくて。たとえば5台あるうち、真ん中の3台目だけ空いてる時、普通の人ならいいですよ。入ってくださって結構ですけど、俺が入ったら両隣が圧迫されるじゃないですか。それ、不快ですよね？ だから、その時は絶対、座らない」

濱「でもロニさん、清潔ですし、大丈夫ですよ」

ロニ「いや、そういう話じゃなくて。圧迫されるわけです」

濱「じゃあ、パチスロを打つ時もそうなんですか？」

ロニ「もちろん、もちろん。全部、そうです。そうすると新台を打つまでに時間かかっちゃうわけです。でも、最近のパチンコって、そんなに待たなくてもいけちゃうんですよね。それってダメじゃない？ って話なですよ、俺からすると。だから、俺が座れちゃったイコールどういうこと？ って」

濱「『今はパチンコが盛り上がってない』って話は、よく聞きますよね」

ロニ「ええ」

濱「でも、近所のホールでは、イベントでは埋まりますよ。もちろん調整云々もありますけど、調整がよさそうなヤツは全部、埋まるし。次の日に据え置きイベントみたいのをやると、パチスロよりパチンコの方が人気の時もあります」

ロニ「本来、パチンコは面白いじゃないですか。ポテンシャルは絶対、あるんです。でも、すぐにお客さんがいなくなってしまう。これって、なんなんだろうなって。お客さんが飛ぶような台を後から打っても、俺からすれば面白いんです、それなりに。たしかに毎日は打てないな、といったところはありますけどね。300発だけ払い出されて終了、みたいな」

濱「やっぱり、319分の1の初当りを引いて、出玉がほぼないっていうのはねぇ」

－そのタイプは…ホントに。

ロニ「しかも、完全等価の地域だと1000円で10回も回んねえのかよって」

濱「高換金率ですと、どうしてもベースは下げられちゃいますもんね。でも、フルスペックの時代は打ちまくってましたよね、パチンコ」

ロニ「あの時は結構、回りましたしね」

濱「削りもなかったし。まぁなんにせよ、若いプレイヤーはシビアですよね。以前、フィーバークィーンの新しいの(『PフィーバークィーンⅡ 30th ANNIVERSARY EDITON』)を新装初日に打ったんですけど、そこそこ回ったのに、みんな、ちょっとハマっただけですぐヤメちゃうんですよ。打ち続けてたのは、初代に想いを馳せるおっさんだけ」

ロニ「若い客がシビアになったのもありますが、パチンコ人気低迷のひとつに高換金化があるっぽいですよ」

濱「一物一価のアレですか」

ロニ「ええ、そうです。『なんでそう(等価に)してんの？』って聞いたら『一物一価が…』って話になって。今のパチスロは、6号機のスペックだと8枚交換じゃ全6にしても多分、客が負けるんです。ちょっと波がないと」

－だからパチスロを等価にすると、パチンコも等価にせざるを得ない…と。

濱「なるほど。でも、我々の時代なんて10枚交換とかありましたよね」

－そうですよね。

ロニ「あの時は設定6だと機械割130％とかあったから。下手すれば160％近くの台もあったじゃないですか。だから、それはそれでいけたんですけどね」

濱「たしかに、そもそも等価交換仕様じゃありませんでしたよね」

ロニ「そう。それと一物一価には根拠がないんです、ホントに。俺はずっと『一物一価って意味ねえじゃん』って思ってて。この前、POKKA吉田さんが動画でも説明されてたんですけど、根拠は確かに薄い。富山かどこかも警察が言い出してるみたいですよ、俺が見た動画によれば」