GJ > 競馬ニュース > 【東京大賞典(G1)】ミックファイアが挑む「古馬・中央の壁」…ライバルや先輩も苦戦、19年ぶり偉業なるか
NEW

【東京大賞典(G1)】ミックファイアが挑む「古馬・中央の壁」…ライバルや先輩も苦戦、19年ぶり偉業なるか

【この記事のキーワード】, ,
【東京大賞典(G1)】ミックファイアが挑む「古馬・中央の壁」…ライバルや先輩も苦戦、19年ぶり偉業なるかの画像1
撮影:Ruriko.I

 29日、大井競馬場ではダートの頂点を争う交流重賞・東京大賞典(G1)が行われる。連覇を狙うウシュバテソーロや、今年のJBCクラシック(G1)を制したキングズソードなど、少数精鋭の9頭が揃った。

 豪華JRA勢に負けない注目度を誇るのは、22年ぶりの南関東「無敗三冠」に輝いたミックファイア(牡3歳、大井・渡辺和雄厩舎)だ。通算成績は7戦7勝、前走のダービーグランプリでも単勝1.1倍の圧倒的支持に応えた。

 しかし、前走は過去のレースに比べると着差が開かず、鞍上の御神本訓史騎手も「危なかった」と振り返る内容。その後は態勢が整わず、予定していたJBCクラシックやチャンピオンズC(G1)を回避した。今回は地元大井にて、満を持して古馬との初対戦に臨む。

 地方の同世代では敵なしとも言われたが、先述の通り、今回はJRAの古馬も含む強豪が立ちはだかる。メンバーレベルが格段に上がり、試金石となる舞台で、どこまで通用するかが注目される。

 また、ミックファイアと競い合った同世代の馬たちは、古馬相手に苦戦を強いられている。実績のある3歳馬でも「古馬の壁」に阻まれることは多いが、世代レベルを示すためにも“総大将”は結果を出したいところだ。

ライバルや先輩も苦戦した「古馬・中央の壁」

 東京大賞典を回避したヒーローコールは、ミックファイア相手に2着2回の実績馬。しかし、初の古馬戦となった大井のサンタアニタトロフィーでは10着に敗れた。同じくミックファイアと対戦経験があるミトノオーやキリンジなども、古馬相手の重賞では惨敗も喫している。

 とはいえ、先月23日の浦和記念(G2)はJRA勢もいる中で、2着ミトノオー、4着ヒーローコールと好走も見られた。当然ながら成長中の3歳馬として、ミックファイアにも期待できるだろう。

 東京大賞典の歴史を振り返ると、古馬はもちろん「中央の壁」も高い。地方勢の勝利は、2004年と2005年のアジュディミツオーまで遡る。同馬は3歳と4歳で連覇を達成した。ミックファイアが勝てば、地方所属の3歳馬としては19年ぶりの偉業だ。

 地方限定の時代は珍しくなかったが、交流G1に変わった1995年以降では、地方の3歳馬はアジュディミツオーしか勝てていない。古馬を含めても、他にはアブクマポーロとトーホウエンペラーのみ。その壁の高さは、今年のメンバーを見ても同じだろう。

 22年前の「無敗三冠」トーシンブリザードは、初の古馬戦だった同レースで3着と健闘した。偉大な先輩に並ぶか、超える成績を収められるか、世代を代表するミックファイアの好走に期待したい。

GJ 編集部

GJ 編集部

真剣勝負の裏にある真実に切り込むニュースサイト「GJ」の編集部です。これまで作成した記事は10000本以上。競馬歴10年超えの情報通が業界の「しがらみ」を取り払った「本音」や「真実」にも臆することなく、他のサイトとは一線を画したニュース、サービス提供を行っています。

真剣勝負の真実に切り込むニュースサイト「GJ」

Twitter:@GJ_koushiki

Instagram:@goraku.horse.racing0505

【東京大賞典(G1)】ミックファイアが挑む「古馬・中央の壁」…ライバルや先輩も苦戦、19年ぶり偉業なるかのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【天皇賞・春(G1)】ドゥレッツァも、タスティエーラも不安材料たっぷり? キャプテン渡辺「渾身の本命馬」は【徒然なる神のくず競馬トーク】
  2. 【天皇賞・春(G1)予想】「盾男」武豊騎手&サリエラから三連複1点勝負!
  3. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  4. 【天皇賞・春】武豊に次ぐ「長丁場の鬼」が超人気薄で虎視眈々…!?「バテない馬だし京都向き」惨敗で評価急落も条件大好転
  5. 【天皇賞・春(G1)】リピーターはディープボンドではなく「長丁場で大崩れがない」アノ1頭? 単穴は「豊富なスタミナが武器」の堅実派…まさに伏兵といえるベテランも? 超強力“現場ネタ”から紐荒れで狙える伏兵が浮上!?
  6. 【天皇賞・春】堅そうだから本命は上位人気で勝負!C.ルメール不在なら「初G1勝利コンビ」に期待したくなるよね【UMAJOモモのオイシイ競馬】
  7. 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも「鞍上未定」の怪…レース当週C.ルメール復帰予定、何かしらのサプライズも?
  8. 【青葉賞(G2)予想】データも後押しシュガークンの可能性にかけて勝負!キタサンブラック弟を頭に流す
  9. 目を掛けた愛弟子の「造反」に師匠がブチ切れ!? 今村聖奈、角田大河の謹慎中に存在感発揮も…安田記念前に師弟関係で遺恨勃発か
  10. 【天皇賞・春】春G1「勝利の方程式」がまたまた出現!14番テーオーロイヤルに“やり過ぎ感”…思い出したい「待て、あわてるな、これは孔明の罠だ」の声