![GJ](/wp-content/themes/g-journal/pc/img/entry/icon-gj.png)
武豊「一段と嬉しく思います」区切りの大記録達成から5年3ヶ月…2024年初勝利は「縁オーナー」の記念日にも捧げるメモリアル白星
![武豊「一段と嬉しく思います」区切りの大記録達成から5年3ヶ月…2024年初勝利は「縁オーナー」の記念日にも捧げるメモリアル白星の画像1](/wp-content/uploads/2030/10/Ruriko.I_20231015_takeyutaka_256.jpeg)
「お世話になっているオーナーの馬で区切りを達成できて、一段と嬉しく思います」
時は遡ること2018年。9月29日の芦屋川特別(1000万下、当時)をメイショウカズヒメで制し、そうコメントしたのが、この勝利で前人未到のJRA通算4000勝を達成した武豊騎手だ。
同馬を所有するのは「メイショウ」でおなじみ松本好雄オーナー。毎年多くの所有馬をデビューさせる大御所個人馬主の1人だが、もともとは武豊騎手の父であり元騎手の邦彦さんに魅了されて馬主を目指したという。武豊騎手にとっては父の代から家族ぐるみで付き合いの深いオーナーの1人である。
騎手起用に関しては基本的に調教師に一任しているという松本氏だが、2007年、所有馬メイショウサムソンが凱旋門賞(仏G1)挑戦を表明した際には、鞍上を主戦の石橋守騎手(現調教師)から武豊騎手にスイッチ。馬インフルエンザの影響で遠征は取りやめとなったものの、国内でも武豊騎手とメイショウサムソンのコンビは継続され、同年の天皇賞・秋(G1)を1番人気で制している。
また武豊騎手が落馬の影響で苦戦していた2010年代の前半、所有馬の多くを依頼するなど多大なバックアップをしたのも松本オーナーだ。そんな公私にわたって縁の深いオーナーと区切りの4000勝を達成できたことで、武豊騎手も喜びひとしおだったことは上記のコメントからも間違いない。
2024年初勝利は松本好雄オーナーの記念日にも捧げるメモリアル白星
それからおよそ5年3ヶ月が経った2024年1月。通算勝利数を4466まで伸ばした武豊騎手が7日、京都2Rの3歳新馬戦で今年の初白星を挙げた。騎乗馬は松本オーナーの所有馬メイショウタムシバ(牝3歳、栗東・飯田祐史厩舎)である。
ダート1800mの一戦でメイショウタムシバは大外15番枠からのスタートだったこともあり、終始大外を回る展開となる。だが早め進出から4コーナーで先頭に立つと、最後の直線は後続を突き放す一方。レジェンドは最後までノーステッキという非常に強い競馬だった。
なお武豊騎手は2024年の初白星であると同時に、これが京都競馬場で通算1400勝というメモリアルV。前人未到の大記録を4000勝の時と同じく、またも松本オーナーの所有馬とともに打ち立てることとなった。
また、その松本オーナーも前日の1月6日が86回目の誕生日でもあった。それだけにこの白星は、両者にとってもまた格別なものとなったのではないだろうか。
「最後まで本気で走り切っていませんし、能力は高いですね。これからが楽しみです」
レース後、武豊騎手はメイショウタムシバの可能性についてそうコメントを残した。2024年も武豊騎手とメイショウのコンビが競馬場を大いに沸かせてくれそうだ。
PICK UP
Ranking
11:30更新競馬学校「主席」の“天才騎手”が存在感。田口貫太、小林美駒だけじゃない「上手くなる」第2の師匠とのコンビでトップジョッキー並みの結果
今村聖奈、小林美駒、古川奈穂が戦線離脱…「新人女性騎手」にかかる期待 過怠金「計16万円」若手騎手が土日で4回の制裁! 2年目若手騎手「まるで宝くじ」と話題!?【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
藤田晋オーナーに強力援軍!? 「チーム・スターズオンアース」で“周回遅れ”の初陣…シュヴァルグラン産駒は遅れてきた大器となれるか
- サトノカルナバル、ピコチャンブラックに続く「大物候補」が登場!? 今週デビューのキタサンブラック産駒は「古馬重賞ウイナー」と互角の動き
- 【クイーンS】ボンドガール武豊は「仲間外れ」の孤軍奮闘!? 「休み明け」C.ルメールは新潟ではなく札幌参戦
- 「騎乗依頼を受けない」トップジョッキーやベテランも?JRAから来年は4週間の通達済み…「名ばかり」暑熱対策に中堅騎手が不満
- キャプテン渡辺「面白き新潟競馬」に秘策あり?「予想もクソもありません」アイビスサマーダッシュの予想は枠が出てから【徒然なる神のくず競馬トーク】
- 武豊「マジック炸裂」も次走で鞍上問題発生!? 一撃“5億円”獲得「世代ナンバーワン牡馬」が参戦予定
- C.ルメール×名門クラブの快速馬がデビュー!スタートダッシュ失敗も「シンボリクリスエス後継候補」の父に初勝利もたらすか
- 永島まなみと「同期」の女性騎手が待望の戦線復帰!「かんちゃん帰ってくる頃には」今村聖奈も9月中にカムバックの可能性
関連記事
【日経新春杯(G2)展望】ダービー3着ハーツコンチェルト、神戸新聞杯勝ちサトノグランツ、菊花賞5着サヴォーナ…4歳馬が3強を形成!
【中山金杯】1番人気騎乗も「惨敗」で初白星お預け…イクイノックスの名門が期待を寄せる「ドイツの名手」は翌日以降巻き返しへ
充実一途の坂井瑠星「1日4勝」で開幕ダッシュに成功! レモンポップ&フォーエバーヤングで見据える2024年世界獲り
2024年は津村明秀「覚醒」の一年に!?「ジーッと見ちゃった」無難なジョッキーを「勝てる男」に“大変身”させた名牝との挫折
「完全に騎手のミス」「勝ちまであった」矢作師が愛弟子にブチ切れ? 超新星の動向が新ダート三冠路線のカギ? 三冠牝馬リバティアイランド&菊花賞馬ドゥレッツァ! 新王者ドゥラメンテが最有力も…【週末GJ人気記事ぶった斬り!】