JRAジャパンC(G1)アーモンドアイ疑問視で「ボヘミアン・ラプソディ」優先!? 女王桃井はるこが見据えた「未知の魅力」

 25日(日)に開幕するジャパンカップ(G1)。今年は牝馬3冠を達成したアーモンドアイ(牝3歳、美浦・国枝栄厩舎)が参戦予定。ジェンティルドンナ以来6年ぶり、史上2頭目の3歳牝馬優勝に期待がかかる。この大注目の1戦の行方を、今秋絶好調のアイドル界の競馬女王桃井はるこさんにうかがってみた。桃井さんはこの1戦をどう見るのだろうか……。

――今年のジャパンカップはなんといってもアーモンドアイ。桃井さんはこの馬をどう見ていますか?

桃井はるこ:レースでは1番人気、単勝の倍率も1倍台もあると予想されています。やっぱり、牝馬3冠は伊達じゃないですね!

 ただ、これまでのアーモンドアイのレースを見ると、後続との着差が意外とない点が気になっています。前走の秋華賞(G1)は0.2秒差。この時はC.ルメール騎手の仕掛けが遅すぎた感もありましたけど、それ以前のオークス(G1)、桜花賞(G1)、シンザン記念(G3)はすべて0.3秒差。圧倒的な内容の割には、そこまで突き放している感がないんですよね。

 今回のジャパンカップの舞台である東京競馬場の2400mはオークスで経験済み。ですがジャパンカップは秋冬で荒れている馬場、オークスは春先で芝もツルツル。あの時とは気候、馬場が全然違います。この差は大きいはずです。

 またアーモンドアイは後ろから競馬をすることが多い馬。しかし、ジャパンカップはそれだと届かないのではないでしょうか。過去の勝ち馬の多くは、中団より前につけて競馬をしています。アーモンドアイもオークスのように6番手くらいでレースができればいいのですが、牡馬の古馬相手に自分があまり得意でない形で位置取りを行い、勝負に持ち込むことができるのかは疑問ですね。

 秋華賞では直後に軽い熱中症で歩様を乱す場面もありました。一生懸命走るのであまり数を使えないようです。前走は+14kgでの出走でしたが、さらにプラスになっていてもらいたいですね。マイナスだと少々厳しいかもな~って感じです。

――アーモンドアイを疑問視しているんですね。

桃井はるこ:1頭、1頭を全部チャンスがあると考えているんです。なので、不安点がないかと探ってしまうんですよね。あくまで疑問視しているのは、勝ち負け。3着内には入ってくる実力があると思っています。今回は私の中ではアーモンドアイは5番手、★扱いですね。

――なるほど。では、改めまして本命は?

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