GJ > 競馬ニュース > 「雪辱」スワーヴリチャード
NEW

JRAジャパンC(G1)「雪辱」スワーヴリチャードの可能性。”悪夢”の天皇賞・秋よりも東京2400mが「ベスト」といえる理由

【この記事のキーワード】, ,
JRAジャパンC(G1)「雪辱」スワーヴリチャードの可能性。悪夢の天皇賞・秋よりも東京2400mが「ベスト」といえる理由の画像1

 雪辱へ正念場を迎えた。25日に東京競馬場で開催されるジャパンカップ(G1)だが、古馬の大将格スワーヴリチャード(牡4歳、栗東・庄野靖志厩舎)が、このような形で秋の大目標を迎えるとは誰に予測できただろうか。

 前走の天皇賞・秋(G1)は本馬、そして主戦のM.デムーロ騎手にとっても、まさに”悪夢”のようなレースだった。

 このレースを迎えるまでの東京実績は、重賞2勝を含む[2.1.1.0]。日本ダービー(G1)2着に、安田記念(G1)3着と最高の舞台だっただけに、スワーヴリチャードは単勝2.5倍の1番人気に支持された。

 しかし、スタートで出遅れ……いや、もともとゲートに不安のある馬だけに、出遅れ自体は特別大きなダメージではなかったのかもしれない。だが、その直後にデムーロ騎手が「本当に痛かった」と振り返るマカヒキとの接触。不利が重なり、致命的な出遅れとなってしまった。

「ここで、次に考えたのは、自分から動くレースをしたかった。しかし、外にずっとはられたことで何もできなくなってしまった」

『netkeiba.com』で連載している『ミルコの最速レース回顧』でそう語っている通り、デムーロ騎手は春の大阪杯(G1)のような早めの進出の競馬を試みたかったが、あの時は8枠15番からのスタート。今度は4枠5番という好枠が仇となって、インを通らざるを得ない状況に……そのまま同じく接触で出遅れたマカヒキに外から被せられると、動くに動けない。マカヒキの鞍上が名手・武豊だけに、馬群がばらけた最後の直線までシビアに締め付けられた格好だ。

JRAジャパンC(G1)「雪辱」スワーヴリチャードの可能性。”悪夢”の天皇賞・秋よりも東京2400mが「ベスト」といえる理由のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 三浦皇成「これはモノが違う」悲願のG1初制覇が目前で霧散…「今後、ダート界を引っ張る馬になってほしい」宿敵レモンポップへ1年越しの挑戦状
  2. 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
  3. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  4. 「信じた俺がアホ」天皇賞・春(G1)大本命テーオーロイヤル優勝も「自信の1点勝負」は空振り…藤田伸二氏が前夜に感じ取っていたドゥレッツァの危険な前兆
  5. 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも「鞍上未定」の怪…レース当週C.ルメール復帰予定、何かしらのサプライズも?
  6. 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
  7. 日本ダービー馬は運が良いだけ!? 天皇賞・春(G1)J.モレイラ「完璧騎乗」もタスティエーラ惨敗の絶望感…G1「2勝以上」上積みは2007年ウオッカが最後
  8. 「シャンパンカラーが勝つよ」昨年のNHKマイルCで9番人気の激走を見抜いた“凄腕”が指定したのは、ジャンタルマンタルでもアスコリピチェーノでもないまさかの激走穴馬
  9. どれだけハズレても我々は「バッターボックス」に立たせてもらえる! 悔いを残したくないからこその大ダメージ…競馬と後悔の実に深い繋がり【徒然なる神のくず競馬トーク】
  10. 【天皇賞・春】ドゥレッツァでもタスティエーラでもない光明!? レベル疑問の4歳世代に「惑星ステイヤー候補」が登場