
JRA有馬記念(G1)はダービー馬!? 桃井はるこvs楠原安里梨、平成最後の対決!?

23日に中山競馬場で暮れの祭典・有馬記念(G1、芝2500m)が開催される。今年はレイデオロ、シュヴァルグラン、モズカッチャンなどのG1馬が揃い、さらには最強障害馬・オジュウチョウサンも挑戦するとあって、例年以上の注目を集めている。この有馬記念を読み解くべく、今回はGJレギュラーである桃井はるこさんと楠原安里梨さんの対談を企画! ふたりの競馬アイドルは、平成最後の有馬記念がどのような結末を迎えると考えているのだろうか?
――おふたりの対談は今回で2度目。前回の菊花賞の対談の際には、桃井さんが名前をあげた馬が見事に上位に入りましたね。
桃井はるこ:前回はズバリと当たりました。今回も前回同様、ブレることなく”自分の競馬”をしたいです!!
楠原安里梨:私は残念な結果に終わりました……。でも最近は好調で先週のターコイズS(G3)も的中。荒れたので、結構な払戻金がついて本当にうれしかったです。有馬記念もしっかりと当てて気持ちよく年を越したい!
桃井はるこ:あの難しかったレースを当てるとは……。恐るべし。でも、負けないゾ!!!
――おふたりとも気合十分のようですね。では、本命からおうかがいしましょう。桃井さんからお願いします。
桃井はるこ:私は出走馬の過去のレース映像を見ながら、どの馬が上位に来るかを考えます。でも、そのときに何を指針にしていいかわからなくなるときがあるんです。
だから最近は鍵になるであろうテーマを決めるんです。今回は【リピーター】【復活】【コース適性】の3つ。それらから見出した私の本命は、マカヒキ(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎)。鞍上は岩田康誠騎手です。
マカヒキは2年前のダービー馬です。負けたとはいえ凱旋門賞(仏・G1)に挑戦した経験もあります。今回『netkeiba.com』の事前オッズでは、12番人気と予想されていますが、これはいくらなんでも軽視しすぎ。
武豊騎手が騎乗した前走の天皇賞・秋(G1)は、出遅れた上にハイペースのレースだったため、脚をためることができずに7着。ですが、もう少し距離が長ければ、結果は違った気もするんです。
鞍上は有馬記念では岩田騎手です。岩田騎手は今年の天皇賞・春(G1)にレインボーラインで渾身のイン突きを見せて勝利。近年は精彩を欠いているとも言われていましたが、復調気配です。
そして今回は平成最後の有馬記念。平成は、騎手では武豊騎手が中心だったと思いますが、馬主ではディープインパクトらを所有する『金子真人オーナー』の時代だったのではないでしょうか。今回の有馬記念では、その金子オーナーの馬はマカヒキ1頭のみ。その時代の締めくくりとしてマカヒキの一撃、ダービー馬のプライドに期待したいですね。
……というのが私の考えなんですけど、楠原さんはどの馬が本命なんですか?

楠原安里梨:いつも理論武装がすごいですよね……。私の本命は、レイデオロ(牡4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)です。
桃井はるこ:あっ! レイデオロは私の3番手です!!
――ここでかぶりましたね。では、まず楠原さんの見解を聞いてから、後々桃井さんにうかがいましょう。
楠原安里梨:(笑)。まだ枠が出てないですけど(取材時:12月19日)、一昨年のホープフルS(当時G2)、今年のオールカマー(G2)の走りを見ても、中山競馬場の適性は十分ありそうです。このメンバーならば3着内は堅いはずです。
今秋はジャパンCを回避。余裕を持ったローテーションで有馬記念を迎えることができました。1週追いの動きも軽やかに見えましたし、順調に来ているようです。ここは外せない。
――ふたりとも本命はダービー馬となりました。では続く、2番手をお願いします。
PICK UP
Ranking
5:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
宝塚記念(G1)団野大成「謎降板」に関西若手のエースが関係!? 武豊の不可解な登場と突然のフリー発表…関係者を激怒させた「素行不良」の舞台裏
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 未勝利ルーキーが「深刻理由」で乗鞍激減!?度重なる失態に師匠からはお灸、エージェントも契約解除の大ピンチ
- JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
- 【阪神C(G2)展望】武豊“マジック”でナムラクレア、ママコチャを破った重賞馬が待望の復帰戦! 短距離界の有馬記念に豪華メンバーが集結
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 天才の息子・福永祐一は何故「天才」と呼ばれないのか? 「漁夫の利」に集約されたシュヴァルグランでの「決意」に落胆