有馬記念(G1)サトノダイヤモンド「ラストラン」ディープ牡馬代表「ラストランの奇跡」はあるか
23日の有馬記念(G1、芝2500メートル)、サトノダイヤモンド(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎)がいよいよ引退レースを迎える。どんなラストランになるのか。
この4、5年、3歳クラシックレースにおいて最も強かったのはドゥラメンテだろう。2011年のオルフェーヴル以来、2015年に皐月賞(G1、芝2000メートル)と日本ダービー(G1、芝2400メートル)の2冠を達成した。
そして最もドラマチックな3歳クラシック戦線を歩んだのがサトノダイヤモンドだ。ネットやマスコミではデビュー前から話題になっていた。写真の立姿も素晴らしかった。デビューするとパドックでは美しい雄姿を誇り、走ると大きなフットワークで非凡な速さを持っていた。
しかし、春のクラシックは皐月賞が3着、日本ダービーが2着と結果は出なかった。秋、同世代のライバルであるマカヒキ(現5歳、栗東・友道康夫厩舎)は凱旋門賞遠征。国内にライバルはいなくなった。菊花賞(G1、芝3000メートル)を楽勝。最初で最後の1冠を獲得すると共に、里見オーナーに初G1をプレゼントした。
圧巻は菊花賞後、3歳馬として参加した有馬記念。ドゥラメンテ引退以降、ドゥラメンテと同世代のキタサンブラックが古馬絶対王者に君臨しつつあった。しかし、サトノダイヤモンドは積極的なキタサンマーク策でプレッシャーを与え、ゴール前でクビ差交わして優勝した。なお、ディープインパクト産駒の牡馬がG1を2勝したのは初めてだった。
以上がサトノダイヤモンドの輝かしい軌跡だ。4歳秋に凱旋門賞に遠征して惨敗。それ以降は国内でも勝てないレースが続く。しかし、レースに負けても「次こそ勝てるのでは」と思わせる見限れないレース振りだった。ファンにとっては「次こそ」を想像するのが楽しみになった。
前々走の京都大賞典(G2、芝2400メートル)でようやく凱旋門賞遠征以降の1勝目を上げた。最も得意な京都コースでの勝利だったが、格下の2着馬に迫られ、逆に能力の限界を露呈した形でもあった。
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