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2018.12.20 13:13
有馬記念(G1)サトノダイヤモンド「ラストラン」ディープ牡馬代表「ラストランの奇跡」はあるか
編集部
サトノダイヤモンドの前走がジャパンC(G1、芝2400メートル)。前残りの競馬となり、内目を先行していた馬が上位着順を占めた中、中団から追い上げ6着に健闘した。この走りは、有馬記念で「次こそ」を期待したくなるものだった。ところが、有馬記念での引退が発表され、有馬記念で好走しようが凡走しようが「次こそ」はもうなくなった。
年季の入った競馬ファンが思い出すのが1990年のオグリキャップだろう。何度か凡走をしたオグリキャップだったが、有馬記念は鞍上武豊騎手で復活優勝した。これと同様、サトノダイヤモンドのラストランが有馬記念優勝という劇的フィナーレとなることを想定したいファンもいるだろう。その気持ちは調教師も同じようだ。
サトノダイヤモンドを管理する池江調教師は「奇跡はこれまでも起こっている」「何とか奇跡が起きることを信じています」と本追い切り前に語っていた。本追い切りは栗東・CWで6F83.4-1F11.7という時計。無理することなく柔らかいフットワークで走れていた。追い切り後、池江調教師は「歩様については(前走よりも)今回のほうがいい感じですね」とコメントしている。
鞍上はB.アヴドゥラ騎手。オーストラリア競馬の将来を担う若手だ。今年の夏短期免許で初来日の際、池江調教師が身元引受調教師となった縁だ。アブドゥラ騎手が今後日本で語られる場合、現状まずはサトノダイヤモンドのラストランに跨った男、ということになる。
有馬記念。サトノダイヤモンドの奇跡を想像しながらレースを楽しむのもいいだろう。もう「次こそ」はない。しかし、何年かすればサトノダイヤモンド産駒がターフにやってくる。その時は「どんな仔?」に期待しよう。
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