
JRA有馬記念(G1)はダービー馬!? 桃井はるこvs楠原安里梨、平成最後の対決!?

楠原安里梨:シュヴァルグラン(牡6歳、栗東・友道康夫厩舎)。同馬は昨年3着。このコース、有馬記念への適性もあると思うんです。
前走のジャパンCは4着。位置取りが上手くいかずに後手に回ってしまいましたが、走り自体は悪くない内容に見えました。それこそ、現時点ではサトノダイヤモンドよりも能力があるのではないでしょうか。
鞍上も主戦のH.ボウマン騎手が復帰します。引退を撤回して来年も走るそうですし、晩成型のハーツクライ産駒ですから、ここから真価を発揮してくれそうです。
桃井はるこ:確かにそのとおり! 私はサトノダイヤモンドを上にしましたが、4番手はシュヴァルグランです。
ディープインパクトが敗れた有馬記念。その時の勝ち馬は、シュヴァルグランの父馬ハーツクライです。もう”有馬記念血統”と言ってもいいでしょう。
去年3着と実績は十分。先着したキタサンブラック、クイーンズリングは引退しています。本来ならば優勝候補筆頭にあげられてもおかしくないんです。ローテーションも昨年と同様で、鞍上も同じ。テーマのひとつである【リピーター】としては申し分ない存在ですよ。
――桃井さんがズバッと切り込んできました。では楠原さんも4番手、もう5番手まで言っちゃいましょう。

楠原安里梨:モズカッチャン(牝4歳、栗東・鮫島一歩厩舎)かパフォーマプロミス(牡6歳、栗東・藤原英昭厩舎)で悩んでいるんですよねぇ。
パフォーマプロミスはステイゴールド産駒で、今年のアルゼンチン共和国杯(G2)を制覇。年齢は6歳なんですが、これまで15戦。年齢の割には出走数が多くなく、使い減りはしていません。だから今こそがチャンスだと考えています。
戦績を見ると外国人騎手との相性がいいんですよね。これまで5度外国人騎手が騎乗して[3.0.1.1]。G2勝利も2度記録しています。今回は最近上り調子のC.デムーロ騎手が騎乗しますから、期待してもいいのでは?
そしてモズカッチャンです。
前走のエリザベス女王杯(G1)は1番人気ながら3着。ですが、ここは叩き2走目ということもあり、状態は上がっていると思います。
牝馬なので軽斤量ですし、あまり人気を集めていないので馬券妙味もありますからね。
非常に悩みどころではありますが、4番手パフォーマプロミス、5番手モズカッチャンでいきます!!
桃井はるこ:私もモズカッチャンの取捨には悩みました。でも私の最後の1頭は、楠原さんの2番手だったブラストワンピース!!
有馬記念はコース適性も重要ですが、斤量が軽いことも大事。去年2着のクイーンズリング、一昨年の勝ち馬サトノダイヤモンドはともに-2kg。さらには14年の勝ち馬ジェンティルドンナ、2着のトゥザワールド、12年のゴールドシップなど、軽斤量の馬の活躍が目立ちます。ブラストワンピースも-2kgで出走するので、これは軽視するわけにはいきません。
――5頭中3頭がかぶりましたね。
桃井はるこ:私がマカヒキ、サトノダイヤモンド、レイデオロ、シュヴァルグラン、ブラストワンピース。
楠原安里梨:私はレイデオロ、ブラストワンピース、シュヴァルグラン、パフォーマプロミス、モズカッチャンですね!
PICK UP
Ranking
17:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
田辺裕信「2歳新馬」お断り!? 未だ騎乗ゼロに隠された真意
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
- 未勝利ルーキーが「深刻理由」で乗鞍激減!?度重なる失態に師匠からはお灸、エージェントも契約解除の大ピンチ
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA堀宣行調教師「パワハラ裁判」で敗訴。現代社会に取り残された”村社会”で、あの超大物調教師にもパワハラ疑惑が……
- JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……