GJ > 競馬ニュース > 武豊海外G1・10勝  > 2ページ目
NEW

武豊騎手が節目の海外G1・10勝目! 韓国コリアC(G1)は日本馬2頭が17馬身突き放す歴史的マッチレースに

【この記事のキーワード】, ,

 ダート1800mの舞台に11頭が集結した今年のコリアC。大外から絶好のスタートを切った岩田康誠騎手のロンドンタウンがハナを奪って主導権を握ると、すぐさまクリソライトがそれをマークする。日本勢2頭が集団を引っ張る形となったが、それはレースの最後まで変わることがなかった。

 最後の直線を迎える前に、先頭を走る2頭についていけなくなって脱落する馬が続出。結局、後続を大きく引き離して最後の直線に入ることとなった。日本馬2頭の隊列も変わらないが、馬なりのまま最終コーナーを回るロンドンタウンに対して、追走するクリソライトには早くも武豊騎手からのムチが飛んでいる。手応えの差は歴然としていた。

 すでに後続に追い上げる脚は残っておらず、早々にマッチレースが展開される。しかし、クリソライトもロンドンタウンに食い下がるのがやっとという形で、2頭の差は一向に縮まらない。残り200mを切ると差はますます広がり、最後はロンドンタウンが独走でゴール。岩田騎手にも、ゴール手前でVサインが飛び出すほどの余裕があった。

「外枠だったのでクリソライトを見る形で行こうと考えていましたが、スタートが良かったのでそのまま行かせました。良いペースで進めたので、思ったより楽に勝てたと思います」

 レース後、会心の勝利に笑顔の岩田騎手。最後には「(韓国に)呼んでくれれば、すぐ飛んできます」とリップサービスも。デルタブルースとのコンビによるメルボルンC(G1)制覇や、ロードカナロアとの香港スプリント(G1)連覇など、アジア・オセアニア地区での活躍が目立つ名手が、また1つ勲章を獲得した。

 札幌のエルムS(G3)のレコード勝ちに続く重賞連勝と、まさに充実期を迎えているロンドンタウンは、ここから年末のチャンピオンズC(G1)に直行する模様。国際G1馬として、ダートの頂上決戦を大きく盛り上げてくれそうだ。

 一方、クリソライトは4馬身差の2着と連覇ならず。とはいえ、3着馬には17馬身というとてつもない差がついており、昨年と同じくただただ日本馬の強さだけが印象に残ったコリアCだった。

武豊騎手が節目の海外G1・10勝目! 韓国コリアC(G1)は日本馬2頭が17馬身突き放す歴史的マッチレースにのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
  4. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  5. C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
  6. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  7. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  8. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  9. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  10. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!