真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.09.11 08:34
武豊騎手が節目の海外G1・10勝目! 韓国コリアC(G1)は日本馬2頭が17馬身突き放す歴史的マッチレースに
編集部
ダート1800mの舞台に11頭が集結した今年のコリアC。大外から絶好のスタートを切った岩田康誠騎手のロンドンタウンがハナを奪って主導権を握ると、すぐさまクリソライトがそれをマークする。日本勢2頭が集団を引っ張る形となったが、それはレースの最後まで変わることがなかった。
最後の直線を迎える前に、先頭を走る2頭についていけなくなって脱落する馬が続出。結局、後続を大きく引き離して最後の直線に入ることとなった。日本馬2頭の隊列も変わらないが、馬なりのまま最終コーナーを回るロンドンタウンに対して、追走するクリソライトには早くも武豊騎手からのムチが飛んでいる。手応えの差は歴然としていた。
すでに後続に追い上げる脚は残っておらず、早々にマッチレースが展開される。しかし、クリソライトもロンドンタウンに食い下がるのがやっとという形で、2頭の差は一向に縮まらない。残り200mを切ると差はますます広がり、最後はロンドンタウンが独走でゴール。岩田騎手にも、ゴール手前でVサインが飛び出すほどの余裕があった。
「外枠だったのでクリソライトを見る形で行こうと考えていましたが、スタートが良かったのでそのまま行かせました。良いペースで進めたので、思ったより楽に勝てたと思います」
レース後、会心の勝利に笑顔の岩田騎手。最後には「(韓国に)呼んでくれれば、すぐ飛んできます」とリップサービスも。デルタブルースとのコンビによるメルボルンC(G1)制覇や、ロードカナロアとの香港スプリント(G1)連覇など、アジア・オセアニア地区での活躍が目立つ名手が、また1つ勲章を獲得した。
札幌のエルムS(G3)のレコード勝ちに続く重賞連勝と、まさに充実期を迎えているロンドンタウンは、ここから年末のチャンピオンズC(G1)に直行する模様。国際G1馬として、ダートの頂上決戦を大きく盛り上げてくれそうだ。
一方、クリソライトは4馬身差の2着と連覇ならず。とはいえ、3着馬には17馬身というとてつもない差がついており、昨年と同じくただただ日本馬の強さだけが印象に残ったコリアCだった。
PICK UP
Ranking
5:30更新
武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
競馬版『無限の住人』!? 米最高峰の舞台に立った「独眼竜」馬に熱視線も、意外と多い「隻眼の強豪」- 交通事故で乗り合わせたすべての馬が死亡……度重なる危機を奇跡的に乗り越え、最後は年度代表馬に。人知を超えた「奇跡の馬」サンデーサイレンス【前編】
- 「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変
- 母の全兄は「G1優勝」の現役種牡馬! 新進気鋭のオーナーがJRA新馬戦初V
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?














