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2019.04.23 12:30
平成ラストJRA重賞【新潟大賞典(G3)展望】堅実メートルダールVS「除外危機」ミッキースワロー有力
編集部
ミッキースワロー(牡5歳、美浦・菊沢隆徳厩舎)は、ここで復活の狼煙をあげたい。
昨年、明け4歳初戦となったAJCCで2着と好走すると、大阪杯(G1)でも後方から脚を伸ばして5着と結果を残す。3番人気に支持された札幌記念(G2)は13着と大敗したものの、これは直線で前が詰まってしまい、横山典弘騎手が追えなくなってしまったためだ。度外視すべきだろう。
不完全燃焼でレースを終えたミッキースワローはその後、ジャパンカップに挑戦。ここでも最後方から、上がり最速となる末脚を繰り出して5着。暮れの有馬記念では見せ場なく11着に終わったものの、G1競走で2度も掲示板に載った走りは評価してもいいだろう。
斤量は出走馬の中でも最も重い57.5キロ。賞金順では除外対象となっているものの、出走が決定すれば、人気を集めることは必須。得意の末脚でライバルをごぼう抜きにする姿が見たい。
素質馬ロシュフォール(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎)は重賞初出走Vを狙う。
昨年4月に遅すぎるデビューを飾ったロシュフォール。翌月に行われた未勝利戦(芝2000メートル)を勝つと、夏は3歳上500万下(芝1800メートル)で古馬に挑戦。最後方から上がり最速32.6秒の異次元の末脚で快勝した。
続く三年坂特別(1000万下、芝1600メートル)では2着に終わったものの、tvk賞(1000万下、芝1800メートル)、今年2月のアメジストS(1600万下、芝2000メートル)を連勝して、OP入りを果たした。
同馬は6戦中5度も上がり最速を記録するなど、切れ味鋭い末脚が武器。斤量が前走から据え置きの55キロという点も見逃せない。遅れてきた素質馬が、主戦のC.ルメール騎手とともに、中長距離の重賞戦線に殴り込みをかける。
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