JRAヴィクトリアマイル(G1)「取捨難解」ラッキーライラック真の実力は? 石橋脩「消極騎乗」今回はなし?

12日、東京競馬場で春の古馬女王決定戦ヴィクトリアマイル(G1)が開催される。1番人気も予想されるのが一昨年の2歳女王ラッキーライラック(牝4歳、栗東・松永幹夫厩舎)。2つ目のG1制覇を達成できるのだろうか。
ラッキーライラックの3歳牝馬クラシック成績は桜花賞(G1、芝1600メートル)が1番人気2着、オークス(G1、芝2400メートル)が2番人気3着、秋華賞(G1、芝2000メートル)が2番人気9着。秋華賞こそ体調不十分で大敗したが、明け4歳となった今年は古馬牝馬戦線をリードする主役級と見られていた。
始動戦は中山記念(G2、芝1800メートル)。戦前、松永幹夫調教師は「今回は馬の状態に合わせてレースを考えることができた。中身が全然違う」と、日程に合わせる必要のあった秋華賞とは異なり、順調な調整を行えたことを強調していた。その言葉どおり、2番手からの競馬で直線で先頭に立つとゴール直前まで粘り、最後はウインブライトにクビだけ差されての2着だった。
続く前走の阪神牝馬S(G2、芝1600メートル)では圧倒的1番人気に支持され、順当に勝ってヴィクトリアMに王手をかけるものと思われた。ところが9着に敗退、思わぬ結果になってしまった。3角で窮屈になり位置取りが後ろになってしまったのが痛かった。スローの流れの中3、4番手からの競馬で優勝したミッキーチャームに上がり3F33秒4の脚を使われては後ろからでは届かない。9着とはいえ、前残りの競馬を差しての0.2秒差なら及第点と言えるかもしれない。
しかし、阪神牝馬Sのラッキーライラックは微妙に行きっぷりが良くなかったのも事実だ。3角で後ろに下がってしまったのもそれが原因だろう。また、4角では内にササリ気味で、石橋脩騎手が外に持ち出すのに苦労するシーンも見られた。古馬になって父オルフェーヴルの気性の悪さが出てきた可能性も否めない。それほど心配する必要はないだろうが、当日のパドック気配などには注意したい。縦長隊列のバラける展開を先行する方が合っているのかもしれない。
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