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JRAヴィクトリアマイル(G1)武豊「八方塞がり」で腕の見せ所!? “元”女王ソウルスターリング「不振」の原因は?

「状態面も最終的なジャッジが待たれるところですが、左回りがどうかという不安もあります。というのも、昨年のヴィクトリアマイルでは、最後の直線で外側にもたれ気味になって7着に惨敗。レース後、鞍上のC.ルメール騎手も『そこが残念』と敗因に挙げていました」(同)

 また、今週末はあいにくの雨模様。単勝1.4倍を裏切った桜花賞(G1)を始め、馬場が渋った場合に全敗しているだけに、週末の天候も心配の種か。

「難しいところです。というのも、ソウルスターリングは欧州寄りの血統ということもあって、そこまで切れる脚が使えません。前走の府中牝馬Sで騎乗した北村宏司騎手が『切れ味勝負になると分が悪い』と話していた通り、あまり速い上がり勝負になってしまうと厳しい結果が待っていそうです。

雨で渋って時計が掛かるといいんですが、今度は馬の方が緩い馬場に対応できるかがカギになりそう。ここ2年、勝ちに恵まれていませんが『完全に止まってしまった』というレースはあまりなく、良馬場ならキレ負け、雨が降るとノメるという、やや八方塞がりなところが不振の原因になっている印象です」(別の記者)

 陣営が「持っている能力は相当高いので、それを発揮できれば十分チャンスがあると思っています」と話している通り、本来の実力さえ発揮できれば、ここでもトップクラスの存在に違いない。

 ただ、その”本来の実力”を発揮するには、それなりの条件が必要なようだ。妹シェーングランツの主戦も務める武豊騎手が、どんな騎乗をするのか注目が集まりそうだ。

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