真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2019.07.02 15:15

JRA最大の壁エネイブル始動。凱旋門賞3連覇の偉業へ「ハイレベル英G1」でまずは勲章上乗せ
編集部

世界最強牝馬が前人未到の大記録を樹立すべく始動する。
今秋の凱旋門賞で史上初の3連覇を狙うエネイブル(牝5歳、英)が、現地6日に開催予定のエクリプスステークス(英G1、芝10ハロン)で今季始動戦を迎える。
エネイブルは昨秋、史上7頭目となる凱旋門賞連覇を達成。その後、アメリカへ渡り、ブリーダーズCターフ(G1)を優勝。一昨年の5月以来、G1・7勝を含む9連勝を成し遂げている。
当初、ゴスデン調教師は、今年の始動戦に5月31日の英エプソム競馬場で開催されるコロネーションC(G1、芝2400m)、もしくは6月19日に英アスコット競馬場で開催されるプリンスオブウェールズS(G1、芝2000m)をあげていた。
だがエネイブル陣営はこれらを回避。同馬のレーシングマネージャーを務めるT.グリムソープ氏は、プリンスオブウェールズSを前に、J.ゴスデン調教師とL.デットーリ騎手のふたりが「ロイヤルアスコットでの復帰は早すぎると感じた」と話し、今後は「エクリプスSを目標」にすると明かしていた。
「昨年、エネイブルは膝の故障などで復帰がずれ込み、結局9月に開催されたダートのセプテンバーS(G3)で始動するという異例のスタート。順調とはとても言えないローテーションでしたが、それにもかかわらず、10月の凱旋門賞、11月のブリーダーズCターフとハードなローテーションでG1を連勝。世界最強牝馬の称号を盤石なものとしました。
今年も始動戦はずれ込んだものの、昨年ほどではありません。デットーリ騎手も『Sky Sports Racing』の取材に対し、『先月乗ったが、状態は上がってきた。準備はできている』と太鼓判を押しているようです」(競馬誌ライター)
PICK UP
Ranking
11:30更新「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客