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JRAルメール「再騎乗」効果は? 良血レイエンダが「厩舎のお荷物」から脱却なるか

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 6月9日、東京競馬場でエプソムC(G3、芝1800メートル)が行われる。凡走続きではあってもかなり人気しそうなレイエンダ(牡4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)について検討してみよう。

 美浦の名門藤沢和雄厩舎はエプソムCに2頭出しで臨む。1頭はレイデオロの全弟レイエンダ。レイデオロは一昨年の日本ダービー馬であり、昨年は天皇・秋(G1、芝2000メートル)を制しJRA賞最優秀4歳以上牡馬に輝いた。もう1頭はソウルスターリング。2歳時に阪神JF(G1、芝1600メートル)を優勝、3歳時にオークス(G1、芝2400メートル)を制している。

 G1や重賞に次から次へと有力馬を送り込んでくる藤沢厩舎だが、この2頭はいささか趣きが異なる。ソウルスターリングは一昨年のオークス以来惨敗続きで、約2年、連にも絡めていない。レイエンダはデビューから3連勝した後、セントライト記念(G2、芝2200メートル)こそ2着に好走したものの、その後の3戦は重賞、オープンで不甲斐ない凡走が続いている。

 この両頭はいわば厩舎の”お荷物化”しつつあると言える。ただし、レイエンダはキャリアの浅い良血馬。巻き返しは可能なのではないか。

「重症度で言えば2年も勝ち星がないソウルスターリングのほうがより深刻に思えます。しかし、ソウルスターリングはすでに2つのG1勝ち馬であり、しかも牝馬です。いつ引退しても、牧場では価値の高い繁殖牝馬として歓迎されます。

 一方、レイエンダはどうかというと、ここ3戦の敗戦は現状での能力の限界を露呈してしまったように見えます。本格化できなければ重賞未勝利で終わる可能性もあります。より深刻なのはこちらでしょう。特に前走のメイS(オープン、芝1800メートル)は弱メン相手に9着の惨敗でした。直線では一瞬だけ伸びそうな気配をみせましたが、まったく伸びませんでした。

 騎乗したB.アヴドゥラ騎手は『思ったほど伸びなかったのは今日の硬い馬場が原因かもしれません』とコメントしています。新馬戦(芝1800メートル)は札幌、3連勝目の松前特別(1000万下、芝2000メートル)は函館だったように、今のところ時計のかかる洋芝のほうがいいのかもしれません。しかし、中央場所の高速馬場に対応できないとなれば、現在の日本競馬での出世は見込めません」(競馬誌ライター)

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