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JRAキングカメハメハ種牡馬引退。ディープインパクトを超える「偉業」と「後継」

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 まさしく「大種牡馬」といえる存在だ。

 JRAのリーディングサイアーランキングで、長らくディープインパクトとワンツーを死守していたキングカメハメハ(牡18)が、種牡馬引退することがわかった。

 先日「体調不良」により種付けを見送っていたが、「日刊スポーツ」によれば体調は戻らず、来年以降の種付けも行われないことに決まった。社台コーポレーションの吉田勝己代表取締役は「もう目が見えていないところもあるので」など、取材で老化について触れている。

 2004年、史上初めてNHKマイルC→日本ダービーの「変則二冠」を達成し、その年の秋に引退したキングカメハメハ。種牡馬入り後は、3年目の2010年にローズキングダム、ルーラーシップ、トゥザグローリーら強豪牡馬がクラシックを盛り上げ、牝馬ではアパパネが牝馬三冠を獲得。初のリーディングに輝くと、11年も2年連続でリーディングに。

 12年以降は種牡馬としての宿命のライバルであるディープインパクトの台頭により、7年連続でサイアーランキング2位。3位以下を大きく突き放す「2強時代」を築いた。JRA勝利数は歴代3位。

 数字の面では、前述のディープインパクトの戦いに敗れてしまった印象も強いが、「未来」を見ればキングカメハメハのほうが有利かもしれない。もともと日本で飽和状態にある「サンデーサイレンス」の血が入っていないため、繁殖牝馬を幅広く付けられるのが強みだったが、それが「産駒たちの種牡馬としての活躍」にも大きく影響している。

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